私の居場所はどこにあるのかな?


君の隣

あの子の傍

右も左も 上も下も

真っ暗で何もわからない


ねぇ

私はここだよ


ねぇ

名前を呼んで

現実に希望を持てないとして。

一体私は何を望んでいるのだろう。


「あぁ、 面倒」

「どうせ、 できないもの」


そんな言葉が私の口癖。




朝起きて、 着替えて家を出て、 帰ってきて着替えて眠る。




なにもない、 ただ繰返す日常。

歳をとって、 学校へ行くのが仕事に変わったぐらいの毎日の時間。


いい加減、 こんな自分に飽き飽き。

変わりたい明日があって、 そこに向かうのに何が必要なの?


やりたいことは一杯だけど、 今までの自分が邪魔をするの。




はじめて出会ったのは 春

大きな背に隠れて袖から見上げたキミ

向けられた笑顔

妖精たちが 私に魔法をかけた


押しては引いて

慣れることのない未知の世界

囁かれた言葉に 恥らいのため息


あぁ

世界はこんなにも明るかったかしら


永遠を誓った あの日から

こんなにも早く終わりがくるのは

束縛を与えた

私のせい


でも許して

私はキミを愛していた


あぁ

おやすみなさい 春の妖精たち

長い長い春は

誰からも祝福されはしない


訪れるのは 冬

残される春はただヒトリ

束縛したのは 私


あぁ

世界はこんなにも暗くなるのね

でも許して

私はキミを今でも愛しているの