第3章 直流電動機 3.3 回転子の逆起電力

 

 前節までの解説により、直流電動機の回転子は、回転子を構成する導体棒のトルクτの総和によって回転し、回転機能を発揮します。

 

 他方、直流電動機の回転子は直流発電機の回転子と同構造で、両者は表裏一体の関係にあります。

 

 即ち、直流電動機の回転子が電動機の回転機能を発揮するとき、同時に回転子は磁極の形成する磁界の中を回転している訳なので、発電機能も発揮していることになります。

 

 その発電機能のメカニズムは、直流発電機と同様に考えることができます。

 

 しかし、直流電動機の場合、この起電力の向きは電源起電力の向きと逆向きに生じていると考えられるため、「逆起電力」と呼ばれています。

 

 そこで、本節では、電源起電力の向きと、逆起電力の向きが互いに相反関係となるメカニズムを解説し、逆起電力の大きさが直流発電機の誘導起電力の公式({<極数×回転子回路の導体棒の総数>÷<60×回転子回路の並列数>}×<磁極毎の磁束×1分毎の回転数>)と同様になる旨の解説を行っています。

 

(その解説は本書に記載されています↓)

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