第5章 同期電動機 5.2 回転子/5.3 逆起電力

 

 同期電動機では、回転子(磁石)が回転すると、回転子の形成する磁界が固定子に作用し、その結果、固定子回路に起電力が誘導されます。

 

 この起電力は、「逆起電力」と呼ばれており、フレミングの右手の法則にしたがった向きに生じます。

 

 しかし、その逆起電力の位相は、どのように示されるのでしょうか?

 

 電験三種の多くの解説では、同期電動機(等価回路)が当然のごとく三相交流回路として取り扱えることを前提に話が進むことが多いです。

 

 しかし、この逆起電力の位相が明らかにされないと、等価回路が三相交流回路として扱って良いのか断言できません。

 

 それにも関わらず、多くの解説では逆起電力の位相について言及しないまま、等価回路が三相交流回路として取り扱えるものとして過去問の解説がなされてしまっています。勿論、結論のみを採用するという立場であれば、三相交流回路との結論で間違いありません。

 

 しかし、これでは、よく分かりもしない等価回路を丸暗記して勉強していることになります。

 

 そこで、本節では、回転子の形成する磁界が固定子回路にどのように作用し、その結果、固定子回路の各相にどのような位相の逆起電力が生じるのか数式を用いて明確にしてから、各相の逆起電力が対称三相の関係(各相の位相が2π/3[rad]ずれた関係)にあることを示しています。

(その解説は本書に記載されています↓)

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