こんにちは。
「介護士と不動産屋さん、二足のワラジ」ぱちゅりあんです。
先日、あるご入居者の退去がありました。
退去したのは、98歳の女性、Rさん。
長く暮らしていただいていて
色々な昔話も聞かせていただいたりして
そこに居るのが当たり前の
存在感のある方でした。
退去理由は“グループホーム”への住み替えです。
私のいる施設は“介護付有料老人ホーム”で
定員は約80名の比較的大きな施設です。
ご入居者は、元気な要支援の方から認知症の方、
ほぼ寝たきりで全介助の要介護5の方まで
様々な症状の方が暮らしています。
Rさんは数年前からご入居していました。
認知症がですが、日常生活の動き、
いわゆる食事やお手洗いなどは
自分でできるため、自宅にいた時には
普通にお買い物等にでかけてしまい
帰ってくることが出来なくなるという事もしばしば![]()
ご家族が介護をすることは難しいため
施設入居を決断しました。
明るく、社交的なRさん。
“たくさんお友達を作って楽しく過ごしてもらいたい”と
考えたご家族は、この定員約80名という規模も
気に入ったとおっしゃっていたのが印象的でした。
ご入居から数年経ち、お食事やお手洗いなど
ご自分でできるものの、認知症状は
確実に進んでいました。
あるときは、
「こんなところつまらない
」と怒っていたり
また、あるときは入れ歯をなくして
しばらく使うことができなくなり
精神的に不穏
になってご飯が食べられなく
なったり、、、。
そんなことが起こり始めました。
また、ゴミを集めてしまう・・・という事も![]()
時にはリハビリパンツの中から
使用済みのトイレットペーパーが何枚も
出てくる、、、そんなことも増えていました。
怒ったり、不穏になったり
私たちにはゴミに見えるものを集めたり。
そういう事は認知症の方なら誰でも起こること。
その都度、介護スタッフで
対応させていただいていました。
ところが、さらに足元が不安定になってきたのです。
基本的には歩行のしっかりしたRさん。
館内のあちこちを一人で自由動きます。
それは、日中でも夜間でも関係ありません。
私たちも注意していましたが
そんな時に「転倒」が起きてしましました![]()
ご家族には“転倒は仕方がない事”と
おっしゃっていただけましたが
当初は良いと思っていた
“大きな規模の施設”ということが
今の状況ではかえってネックになっているのでは・・・
と考えるようになったといいます。
そこで、転居の候補に挙がったのが
「グループホーム」だったのです。
【
グループホームについてはこちらから
】
どこ?② ★“グループホーム”と“サービス付き高齢者向け住宅”★
グループホームは小規模少人数のなかで
自分の役割を持ちアットホームに
暮らすことが出来る施設![]()
認知症の方の為の施設ですから
その対応も、さらに専門的なのです。
アットホームな環境が好きな方には
ピッタリといえます。
ご退去の当日、朝食を召し上がってから
笑顔で娘さんとエントランスを出ていかれました。
色紙に笑顔のRさんの写真を貼って
スタッフ全員で寄せ書きしたものをプレゼント。
その色紙見ると、どのスタッフも
「その笑顔でいてね
」
と書いています。
私も、地元の昔話や舞のお稽古事のことをたくさん
教えてくれたRさんの笑顔が今も忘れられません。
グループホームでも、あのしなやかな舞を
みんなに披露して欲しいなと思うのでした。
老人ホームを探す時
「終の棲家」
と考えて決断する方も多いと思います。
もちろん、そう考えて慎重に探すことは
とても大切なことです。
住み替えは高齢者にとって
勇気がいることではあります。
今回のケースのように、穏やかに暮らすために
引越しする場合もあるんだな、、、ということを
心の隅にちょっと置いておくと
いざというときに、良いかもしれません。
一組でも多くのご家族が
ずっとずっと笑顔でいられますように・・・。
お家時間を楽しく!!
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