住宅の設計

ご訪問していただきまして、ありがとうございます。

私は住宅メーカーに入社して設計士をしています。もう、入社依頼２５年が経ちます。途中、現場監督も経験し、今は賃貸マンションや診療所、福祉施設がメインでお仕事をさせて頂いてます。

最近、思うことがあります。

仕事柄、住宅に関してよく相談を受けるのですが、『この人にとってこの設計は幸せな設計なのだろうか？』と思うのです。

注文住宅などの家を建てる人は、ほとんどの人が素人さんです。だから我々が今までに培ってきた知識と経験を元にアドバイスするわけです。

あれ？ゴミ箱はどこに置くの？

あれ？隣の家の窓とガッチャンコしてるけどいいの？

あれ？外部ストッカーって置くよね。もう少し配置をずらせば置けるのにこれじゃ通路だけしか使えないよ

あれ？子供達が帰ってきたら、まずはウガイ手洗いでしよ？そんなとこまで行くの？

あれ？愛車を洗車するのに水道は？？

あれ？って思い、この人にとって幸せな家なんだろか？と思うことがいっぱいあるんですよね。
住宅の設計は家族の生活に合わせてあげればいいだけで、毎日の生活を想像すれば自ずとより良いプランになります。

そこに、設計士がさりげなく使いやすく工夫したり、さりげなく目線を外したり、さりげなくデザインするんです。

お客様が生活をし始めて、だからここにコルクシートが貼ってあるんだ！学校行事のプリントとか貼るのに便利！とか、だからここに壁があるんだ〜子供の描いた絵を飾るのにぴったり〜さりげなくスポットライトで照らされてるやん！！って思ってくれたら嬉しいんです。

我々設計士は、生活をし始めて頂いてから感動してもらえるのが、とても嬉しいんです。

これから夏になります。日除けの落葉樹がリビングに入る日差しをコントロールします。この一本の木が日陰をつくり快適さを演出してくれるのです。

あれ？って思うことがあれば、担当の設計士さんに強く要望してくださいね！！