ご訪問して頂きまして、ありがとうございます。

昨日は社内の設計コンペ発表会に参加してきました。

私、一応、住宅やマンションの設計士です(^^)

毎年開催され、この発表会の前に、各設計マンは作品を一枚の紙にまとめてプレゼンテーションを作成します。

全設計マンから応募があったものから優良作品を選び、当日の発表会の壇上で改めて五分間のプレゼンテーションします。

今年は一位二位を決めず、選ばれた人全てが優秀作品ってことで、特に順位は決めない設計コンペになりました。

それぞれの発表の中、お客様とのエピソードを聞いていると、ホントに設計士は大変だなぁと改めて思います。
設計図なんて一般の人には理解が難しいのに、それを細かく説明して何とかご理解をして頂き、打ち合わせを進めるのです。
そりゃあいろいろことが起こりますよね(^^)

今はパソコンやVRで空間を映像化して打ち合わせをしますが、ちょっと前までは設計士がパースを描いて説明してました。

でも、パソコンやVRをご覧頂いても実物とは感じ方が違いますよね。

お互いの微妙な捉え方が違ってて当然ですが、お客様からすると一生に何度も経験することではありません。
出来上がってからイメージが違うなんてこともたくさんあるのです。

私は常々、住宅設計はお客様との共同作業で、そのプロセスを一緒に楽しみ、共感すること全てが設計業務だと思いながら仕事をしています。

先日はお客様が購入された枕木を何十本もトラックで一緒に運搬してきました。
ちなみに枕木って、一本が50〜60kgあるんですよ(//∇//)

これって設計図面を作成し、打ち合わせすることとかけ離れた作業になります。 
しかし、私はお客様との家作りだと考え設計業務の一つだと思っています。

お客様と一緒に汗を流し、レンタカーで借りたトラックに載せて運搬し、上げ下ろしもする。
施工された後、枕木を見るたびにお客様は一緒に運んだことを思い出としてずーっと語り続けてくれると思うんです。

細かく打ち合わせしてご理解頂くことも重要ですが、こんな思い出を作ることも重要だと思います。
図面を書いて打ち合わせするのも楽しいですが、それ以上に設計業務を楽しんでいる私です(^^)

このコンペに選ばれた人は、一年間頑張ってきたことが認められ、同時に表彰されることでまたモチベーションが上がります。
今年も無事に発表を終え、また一年間頑張ってお仕事をしようと思いながらこのブログを書いてます!

あー筋肉痛は、いつ治るんだろう?!
ちなみにお施主様は48歳の私よりもずっと人生の先輩です。そんな方に運ばせてしまうのも、私です。お施主様も筋肉痛だろうなぁ〜( ̄▽ ̄)