​今日のブログは久しぶりに卒論内容公開です🙌🏻
第3章の続きです↓



​2節 ジャニーズと戦後日本

 ジャニーズには、年上の先輩であっても「くん」付けで呼ぶという風潮がある。また、「ジャニー喜多川に敬語を使って怒られた」というタレントのエピソードも有名だろう。ここからジャニー喜多川が年齢というものにほとんど価値を認めていないこと、言い換えると、過去には価値を置かない事が伺える。敗戦直後の日本は常に「若さ」を求めてきた。「ジャニー喜多川にとって、ショービジネスとは徹底して未来志向であるべきものであり、ジャニー喜多川はその意味においてまさに『戦後』的な人である。」

 誰もが輝き、個性を発揮すること。ジャニーズの役割とは、戦後日本の民主化を娯楽の面から支える、ということにあったと言える。野球は民主的な価値観を反映したスポーツとして戦後日本に伝わり、ジャニーズもまたアメリカのエンターテイメントを日本に輸出する存在であった。ジャニーズは、占領国であったアメリカの文化として、戦後日本に浸透したのである。





​感想

 本日の内容いかがでしたか?

 

 確かにジャニーズの「くん」呼びエピソードは有名ですよね!論文を通して、ジャニー喜多川の未来志向と戦後日本が繋がるという事実に驚きました!そして、一見交わりのないように思える野球とジャニーズのエンターテイメントが、民主主義という点で共通する事も興味深いです!


 次は第4章!ついに、なにわ男子のイメージ戦略考察に入りますね🙌🏻❤︎

4章の内容も楽しみにして頂けたら嬉しいです!