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大トラブル発生!!

problem


今はワラスという街に。

ここは標高3100mもある。酸素が薄いとかは感じない。
万年雪を抱くブランカ山群が広がっている。とっても美しい。

その美しさとは裏腹に自分の気持ちは晴れない・・・。
というのは、我が愛車にトラブルが発生したのだ。

忘れもしない8月11日。
その日はトルヒーヨから130km走り、チンボテに着いた時だった。
向かい風の中を久しぶりに8時間走って、かなり疲れていた。

ランアバウトに差し掛かった時、右からタクシーが突っ込んできた。
ランアバウトなので信号など無い。
その為、ここでは本来左から来た車が優先となる。

ぶつかりそうになったので、反射的にフロントブレーキを急にかけた。
その瞬間、後輪が浮き上がり、ジャックナイフ状態に。
自分の体重、荷物の重さの全ての体重がフロントフォークの根元に
かかり、なんと曲がってしまった!

ええっ!?まじ!?と思いつつも、以外に冷静だった。
とりあえず宿に落ちつこう。幸いまだ走れる。
だましだまし走り、宿へ。

さてどうするか。今時、クロモリフォークなんぞ売ってない。
ましてペルーだ。新しいフォークを造って貰って、送ってもらうしかない。幸いなんとか走れるし、首都のリマまで450km。なんとかいけそう。もし無理ならバスで行くしかない。

お世話になっている日本の自転車屋へメールを送る。
変わり果てた愛車の写真を添付して。
まさかデジカメがこんな形で役に立つとは皮肉なものだ。
ニューフォークの手配は無事にできた。

一安心したら、ショックが込み上げてきた。
フォークとフレームだけは、ゴールの日本まで持たせたかった・・・。

本来はこのままワラスへ行き、登山をする予定だった。
しかしこの状態でワラスまでの標高差3000mも走れるだろうか?
その後は標高差4000mのダウンヒルが待っている。
道路状況も舗装ではなく未舗装だ。
悩んだ挙句、ルート変更。リマ直行。

そして翌日、チンボテを出発。
30分ぐらい走ったであろうか。再び悲劇は起きた。

ペルーの道路は路肩が無く、いつも車線を走っていた。
その時、トレーラーが肩スレスレで横切って行った。
危ない!と思った瞬間、再びフロントブレーキをかけてしまった。

この時の感触は今でも覚えている。
グニャ~って感覚で、後輪が上がり、再びジャックナイフ。
この時ばかりは転倒してしまった。
もし後続にトレーラーがいたら、轢かれていただろう・・・・。
今考えるとぞっとする。

愛車を見てみると、完全にフォークが逆に曲がってしまい、走行不能。
やってしまった・・・・。
そこから急遽タクシーを拾い、バスでリマに・・・。

そして日本からの荷物を待つ間にバスでここワラスに来たのだ。
目の前にはペルー最高峰ワスカラン(6768m)を聳えている。
友人とこれを落とす予定だ。果たしてできるかどうか・・・・・。

気持ちを入れ替えて、挑戦するしかない。

arbol


まだトルーヒヨ。久々の連泊。

近くに遺跡があるようだけど、行く気はしない。
もう遺跡はお腹一杯。南米はマチュピチュ見れば、OKでしょ。

昨日は日曜日だったので、店が殆ど閉まっており、活気がなかったが、
今日は人通りも多く、活気に満ちている。

ペルーの街中は、タクシーが溢れていて、人とすれ違うたびに
クラクションを鳴らす。
ドライバーから乗ってけ~ってアピールしているんだろう。
が、これがすごくうるさくてうざい。

この辺りの海岸線は毎朝曇っている。
冬の間、特に7,8月は「ガルーア」と言われる雲(?)が空を覆い、
はっきりしない天気が続く。
それに南からの風(スール)が、毎日吹いている。
朝早くから既に吹いており、9時ぐらいで一度止まる。
そして12時を過ぎた辺りから再び吹き始め、夕方は一層強くなる。

当然、南下しているので向かい風となるので、
この止まっている数時間の間にどれだけ距離を稼げるかが問題となる。
そしてこの辺りに生えている木々は皆、北に傾いている。

まぁ「パタゴニアの風」はこれ以上らしい。一体どんな風なんだ??
それまでに脚を慣らしておかないと。

360度の地平線

cechura


今はトルヒーヨというペルー中部の街から。

無事に問題無くペルーに入国することができた。15ヶ国目。

ペルー北部のピウラ~チクラヨ間の砂漠地帯を通過することができた。
強盗に遭うこともなく。

ここは過去に自転車で旅している人が度々強盗に遭っているという悪名高い場所。

警察に聞いたところ、日中であれば問題無いとの事なので走る事に。

この砂漠地帯。
そこは木の存在すら拒む世界。あるのは砂のみ。
砂漠だから当たり前か。本当にこの世の風景なのか自分の目を疑った。
まさに「無」の世界だった。

進んでいるのかわからなくなる。
頼れるのは首都リマまで距離を示したポールのみ。
この数字が減っていると、「ああ、自分は進んでいるんだ」と感じた。

生きた心地がしなかった。
早く終わってくれとひたすら思い続け、そして走り続けた。

これで南米の三大危険地帯を無事に通過することができた。
コロンビア南部、エクアドル中部、そしてペルー北部。
じゃあこれで安心かというとそうでもない。
まぁこればかり運だからなんとも言えないが。

今後は、一路ワスカラン国立公園のある街ワラスへ。

Desde Machachi

quito

Hola! Buenos dias.

Ahora Yo estoy en Machachi 40km desde Quito ,
Ayer yo sale a Quito, estuve en aqui para 2 semana.
Hay muchas iglesia en aqui, tome muchos foto de iglesia.
Yo pude tener muchos recerdos buenos.

Hace altura sobre 3000m, y muy viento desde Sur en Machachi.
Machachi es aldea pequena, tiene 7,000 poblasion.

Manana yo voy a Latacunga o Ambato.
Yo tengo dolor de muscla,
porque yo no manto bicicleta para tiempo largo.

Hasta la vista, baby.

世界最高峰の活火山コトパクシ

今、こちらはエクアドルの首都キトにいます。
ここは標高2800mもあるので、日中も涼しく快適で、
人々もコロンビア人ほどではないですが、親切です。
インディヘナ(先住民)が多いですね。美人はあまりいませんが・・(笑)
街並みはスペイン時代の建物や教会が多く残っていて、
世界遺産にも登録されているとか。治安はあまりよくないよう。

パナマからコロンビアに渡り、そしてエクアドル。
南米に入って、かなりペースが遅くなってます。

コロンビアというゲリラ、山賊、麻薬組織というイメージがあり、
実際には外務省からの安全情報でもほぼ全域に渡航延期の勧告が出ている程。
けどそんな事とは裏腹に、地元の人々は本当にフレンドリー。

先週末に世界最高峰の活火山であるコトパクシという山に登ってきました。
標高が5897mもあるんですが、山小屋が4800mにあるので
実際には1000mぐらいのクライム。少々なめていました。
富士山と同じ形をしているので、45度ぐらいの角度をひたすら直登・・・。
時には50度ぐらいも。クレパスもあるし・・・・
登りに6時間半、下りに3時間。かなり疲れました。

5200mあたりで高山病にかかり、なんとか登頂したのですが、
何故か下山するほど頭が痛くなり大変でした。雪目にもなるし・・・・。
今まで一番大変で一番感動した山でした。思わず涙でました。


パタゴニアの風に吹かれて

オセアニア【オーストラリア その3】

■デビルズ・マーブル

ノーザンテリトリー準州にある観光地。
アリススプリングスから北に約300km。

風雨によって浸食された丸い岩がゴロゴロしている。
大小様々、丸い石以外にも奇岩がたくさん存在する。
桃太郎の桃のように切れた岩もある。

レストエリアが併設してるのでテント泊が可能。
水、食料の補給は不可能なので携帯する事。

ハイウェイから迂回路を走ってレストエリアに行く。
また同じ道を戻らずにハイウェイに戻る事が出来る。

サンセット及びサンライズも必見。


devils marbles

オセアニア【オーストラリア その2】

■ウルル・カタジュダ国立公園

言わずと知れたオーストラリア最大の観光地エアーズロック。
先住民のアボリジニの言葉でエアーズロックをウルル、
マウント・オルガをカタジュダと呼ぶ。

アリス・スプリングスから拠点となるユララまで南西に約450km。
ユララはスーパー有り、YHA、キャンプ場もあるので便利。
ただ観光地なので値段は高め。

ユララから約30kmでエアーズロックに到着。
途中に国立公園管理事務所があるので、そこで登れるかを確認する事。
気温37度以上で風があったらエアーズロックに登る事は出来なくなる。

登山道はサイドがスパッと切れ落ちていて高度感抜群。
落ちたら即死間違いなし。年間数人死んでいる。
真ん中に1本鎖があって左が登り、右が下りとなる。
エアーズロックの岩肌は滑りにくいので普通のスニーカーでもOK。
欧米人はサンダルで登っている。

山頂からの眺めは圧巻。360度の地平線。それのみ。
西側にポツンとマウント・オルガが存在するのみ。
「無」の美しさを体験できる。

エアーズロックの周りに道があるので周遊する事も可能。
またサンセット及びサンライズポイントがあるので、
時間を合わせて行けば燃えるエアーズロックが見れる。
これも必見。

マウント・オルガはユララから約50km。
風の谷のナウシカに使われたとか使われないとか。
2つのトレッキングコースがあり、1つは簡単、もう1つはハード。
ハードのコースがオススメ。谷を歩く時、すごく不思議な感覚に包まれる。
自転車で行ってトレッキングするのはかなりハード。

オセアニア【オーストラリア その1】

■ケープ・バイロン

オーストラリア本土最東端の岬。
岬の先には白亜の灯台が立ち、その先には太平洋の大海原が広がる。

最寄の街はバイロン・ベイ。
大型スーパーもあり、安宿、キャンプ場もあるので便利。
ただヒッピーが多い。
その理由はバイロン・ベイの近くにガンジャ(麻薬)で有名な
ニンビンという村があるため。

それが嫌な人は自転車で直接岬へ行き、
その足で先に進んだ方がベスト。
基本的に自分はこの街は好きではない。けど岬は行く価値あり。

フロント・キャリア

f_carrier


使用しているのは日東の「キャンピー」を一部改造したモノ。

アルミだと溶接が難しいので、鉄の方がベター。
パイプ径が約1cmで見た目は頑丈。

キャリア本体にいわゆる「羽」を3つのネジで取り付けるタイプ。
この「羽」にバッグのフックを使って取り付ける。

キャリア本体はフォークエンドのダボ(ネジの台座)と
付属の金具を使って、ブレーキの台座を使って取り付ける。
自分はブレーキの台座に取り付ける部分を付属の金具を使わずに、一体型に改造した。

この製品の噂は非常に悪く、舗装路でもすぐに壊れると言う。
出発して3000kmの舗装路で「羽」のネジの台座が破損。
その後、走行距離50000km時点で20箇所が破損。
その都度、自動車工場などに持っていて溶接して貰う。

当時、この製品しか無かった為、選択肢が無かった。
今思えば、フロントキャリア自体、オーダーメイドすればよかったと後悔。
1つの救いはキャリアの溶接跡を見ると、長旅を感じる事が出来るぐらい。

相棒の紹介

使用している自転車は東京都板橋区にある自転車。
・フィールド・イクイップメント・ジラフ
http://www5c.biglobe.ne.jp/~gira_zt/

現在では数少ないクロモリフレームを作ってくれるお店。
身長が高く、口髭をこよなく愛するノッポ店長の腕は信頼性ピカ一。
オススメのお店で、自分の使用している自転車はここのオーダーメイド。

色はグレーで、タイプはマウンテンバイク。
パーツは世界標準のシマノ、ホイールサイズは世界でも入手可能な26インチ。
 


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