最終的なゴールは、、、

翻訳者になること!!

いや、なるのはゴールではないですが・・・今日はそういう話ではなく。



かっこいい難しい勉強って、好きな人が多いです。

例えば、ものすごい難しい技術論文を時間をかけて読み解いて、何度も何度も推敲してきれいな訳文にしていく。

翻訳の勉強といえば、訳すことばかりに集中する人が多いかな。

なんか、やった気になりますしね。

うん。今日もがんばった。すごい頭使った、って。




一方、ものすごくないがしろにされるのが「基礎トレーニング」。

頭を使うというよりは、ひたすら回数をこなす。

例えば、

たくさんの文章(英語、日本語などなど)をひたすら読むとか、

ひたすら書くとか、

文法書に載ってるような構文を何度も読んで頭に叩き込むとか。




基礎トレーニングは、間違いなく効果があります。

語学の勉強ってね、スポーツと同じなんです。

素振りのやり方がわかったって、ちゃんと振れない。だから、ちゃんと振れるようになるまで、回数をこなす。

理解したことをしっかり定着させると、だんだん意識しなくてもできるようになってくる。

どんなに難しいことも、細かく分解していけば、基本的な内容をいくつか組み合わせただけのことが多くて。




やれば効果があるのは、わかってる。

でも、やらない人が多い。

たぶん、やらない理由は、「簡単そうだから」。そんなの知ってるよ、やろうと思えばいつでもできるもん。

で、やった気になる。

でも、テレビで野球を見ているだけだと、ルールには詳しくなるだろうけど、プレーヤーにはなれない。




個人的には、簡単な文章を数多く読むという訓練が、一番翻訳力アップに役立ったと感じています。

訳すなんて作業は、そこにはまったく入ってこないけれど。でも、楽に読めないと、訳すことに時間をかけられませんもん。




基礎トレーニング。

やっている人は知っている。ものすごく効果的な勉強なんです。