週末に“桃山 天下人の100年”の展示会に行ってきました。
今は人数が制限されていて、ゆとりをもって見られるのが良いですね。
これはコロナ禍の思わぬ副産物。
人気の展示はこれからも予約制がいいなぁ~って思います。
その昔、ギャラリーを営んでいた父の影響もあって、アート空間が好きなのです。
アートって、ただ空間を埋めているものでは無く、確実に“何かを発している”…というのが父や伯父の口癖でした。
その昔の私は、“そんなものかしらね~”ぐらいだったのですが、今はその“何かを発する”が少しわかるような気がします。
襖絵に描かれた豪華な絵も、一筆一筆から成り立っていて、名茶碗と言われる焼き物のほんのわずかな曲線にも意味があって…そんな風に感じながら作品を楽しめる年齢になりました。
とかく華やかな西洋美術に心が奪われがちですが、日本美術というのは、世界的に見てもとても優雅で価値のあるものだと改めて感じた時間でした。
明日も素敵な一日にしましょうね。