子どものサッカーや習い事の見学に行くと、「ホント、先生(コーチ)の話を聞けない子が多いな」と思う事があります。
私が子どもの頃は、まだまだ指導者が怖かったり、学校の先生や親が怖いから、大人の話を聞かないという恐ろしいことはできなかった時代です。
しかし、今はいいのか悪いのか、優しい大人が多い。
指導している方も保護者に何を言われるか、ビクビクしてるので何も言えなくなっている現実。
確かに行き過ぎた指導は、いけないと思いますが、ある程度の厳しさは必要なのではないかと、私は思います。
スポーツならなおさら。命がけですから。
では、どうしたらいいのでしょうか。
私は幼児教育や脳の事を勉強することが好きなので、どうやったら子ども達の行動を変えられるのか、日々研究をしています。
そこであみ出した方法を、今日はお伝えしようと思います。
何故、大人の話を聞けないのか
それでは、なぜ大人の話を聞けないのか。
当然、優しいからだけではありません。考えられる理由を3つ挙げていきたいと思います。
1,集中力がない
そもそも、子どもの集中力は一般的に就学前の子ども「年齢+1分」、小学生は「10分~20分」中学生は「30分」と言われています。
2,理解ができていない
子どもの理解力が、大人の言葉と一致しないと、当然何言っているかわからないので、子どもは話を聞きません。大人もわからない言語で話されると、聞こうともしませんよね?それと同じです。
3,自分の世界にいる
子どもは自分の世界が大好きです。自分の興味のあるものがあったら、当然集中できず話なんて入ってきません。
上記の3つの最大原因が、話を聞かない原因だと思っています。
だからこそ、話を聞くと楽しいんだよという経験をさせ、集中力を付ける事が、大人の話を聞くという事に繋がるのです。
話を聞かないといくら注意しても、子どもは「またなんか言ってる」くらいにしか思っていません。
ですから、大人も注意して疲れるくらいなら、日ごろから子どもに話を聞くトレーニングをして、話を聞けるようにすることが一番なのです。
では、話を聞くトレーニングってなに?
と思いますよね。。。
私はリトミック講師なので、話を聞くトレーニングは得意です。しかし、だれもがリトミックの指導ができるわけではないので、自宅で簡単にできるトレーニング方法をお伝えします。
話を聞けるようになるトレーニング方法
そのトレーニング方法とは、、、
『瞬間指示出し遊び』です!
この遊びは『親子で交互に指示を出し、間違えないようにその通りに行動する遊び』です🍀
▼遊び方
まず2人とも、しゃがんだ状態からスタート。先攻の人が「右手を上げる!」などと指示を出したら、後攻の人がその通りに右手を上げる。
続いて後攻の人が「立ち上がる!」などと指示を出し、先攻の人がその指示通りに立ち上がる。
これを繰り返すシンプルな遊びです。
シンプルなのですが、やってみると指示を出す側と指示を出される側がポンポン入れ替わるので、子どもにとっては結構頭を使う遊びです😊
▼指示の種類
この遊びは、なるべく多くの指示バリエーションがあると頭も使いますし、運動能力の向上にも繋がります👍
例えば
・立つ
・座る
・仰向けに寝そべる
・うつ伏せに寝そべる
・ジャンプ など
▼勝ち負けではなく協力
この遊びのポイントの1つは、お互いの勝負にしないことです。間違えたら負けのような勝負にしてしまうと、親子の理解力の差が出てしまいがちですが『2人で連続20回できたらクリア!』のようなルールにすると、親子の協力遊びになり、比較的楽しくできると思います😊
さらに慣れてきたら、1分以内に20回できたらクリア!というようにタイム制限を設けると、なお難しくなっていいですね!
▼レベルアップ
さらに慣れてきたら、2つの指示を混ぜて出すという遊び方もいいですね!時折面白い動きになって面白いです^ ^
例えば
・右手を上げながらジャンプ
・右手を上げて左手を下げる
・足を開きながら立つ など
この遊びを日々取り入れていくと、だんだんと話が聞けるようになってきますので、ぜひやってみて下さいね^ ^
子育ては、正解のない道。 みんなで悩み、考え、そして成長していきましょう。 もし、この記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメントでご意見交換をさせてください。
一緒に、子どもたちの未来を明るく照らしましょう!