どーも、パスタ美帆ねえです。


ただ今、シチリア特集中!

今日のパスタはこちら💁‍♀️


宝石赤Pasta con pesto di gustoso

「ペスト・グストーゾ」のパスタ


トマト、ハーブ、チーズ、ナッツ
この4つの組み合わせから紐解く
シチリアのパスタソースシリーズ


本日は
ペスト・グストーゾ

gustoso グストーゾ
それは「おいしい」という意味。

つまりこれは「おいしいペースト」。

ドライトマトとケイパーのソースです。


材料は以下の通り。

トマト: ドライ&パッサータ(缶)
ハーブ: なし
チーズ : なし
ナッツ: なし
基本: オリーブオイル
その他: ケイパー

昨日のケイパーのペースト同様に
こちらもケイパーを使い、
さらにドライトマトを使うことで
濃厚x濃厚=濃厚ソースになること間違いなし!

ケイパーのペーストのように
バジルやアーモンドを使わず、
トマトとケイパーの一本勝負!
みたいな潔いレシピ。

濃厚直球なソースだから
名前もおいしいソースなんでしょうね。

ケイパーソース「ペスト・カペッリ」については
さて、こちらが材料。


塩漬けケイパーとドライトマトは
水で戻しているところ。

パッサータは裏ごしトマトですが
私はいつものトマト缶を使いました。

中身はこんな風に
フレッシュ感あふれています。


ブレンダーでガーッと混ぜて出来上がり。

塩こしょう不要。
ドライトマトとケイパーの塩分で十分。


茹でたパスタと合わせれば出来上がり。



仕上げに黒こしょうをかけてみました。
我が家はこしょう好きなので。

濃いトマトの味がしっかりしています。

不思議なことに
おいしいトマトケチャップで作った
ナポリタンみたいな風味!

なぜだろう?

ドライトマトなどしっかりしたトマトと
オリーブオイルが混じると
こんな風味を感じるのかしら?



それで思い出したのが
ギリシャのトマトペースト。

最近、夏に行くサントリーニ島は
おいしいトマトの産地でも有名で
トマトペーストが濃厚でおいしいんです!


これはトマト缶。

サントリーニ島発のメーカーです。

今は島外で作っていますが
これが驚きのおいしさ。


お料理にはもちろん使いますが、
トマトペーストをディップにして
このまま食べることもあります。

メーカーの発祥地、サントリーニ島にある
元工場でいただいたおつまみプレート!

トマトペーストは左下の
黒オリーブとケイパーの間ね。


サントリーニ島には他のメーカーもあります。

いずれも、
トマトがこんなに濃厚なペーストになるんだ!
と驚きます。

このメーカーは
生のトマトからペーストを作っていますが、

ドライトマトからペーストを作るところもある
と聞いたことがあります。
(サントリーニ島以外かもしれないけれど…)

ペスト・グストーゾを作って分かったのは、
サントリーニ島のこのメーカーのトマトペーストは
フレッシュ感があることに気づきました。

多分、ドライトマトから作るトマトペーストは
ペスト・グストーゾのように
もっとドライな風味がするのだろう、
と想像できます。

ペスト・グストーゾは、
ドライなソース、ではなく、
ドライな風味がするんです

プチトマト、トマト、パッサータ、
トマトペースト、ドライトマト…

トマトと言ってもどの材料を使うのか、
その中でどの作り手の商品を使うか
味が変わってくるものですよね。

シチリアのパスタソースも、
シチリアの人たちが
それぞれの材料を生かすために
最適なトマトを選んでいるのだと思います。

ケイパーとの関係に関しては、
ドライトマトと合わせる時には
他のハーブやナッツは不要、
フレッシュ感のあるトマトを使うなら
ハーブやナッツも入れたい、とね。

分かるわー!

そして、自分で作ってみると
この材料でこの味になる、という図式
頭の中にできるのが楽しみです。



話がだいぶ脱線しましたが、
レシピはいつものこちらを参照しました。