どーも、パスタ美帆ねえです。


ただ今、シチリア特集中!

今日のパスタはこちら💁‍♀️


宝石赤Pasta con pesto di capperi

「ペスト・カッペリ(ケイパー)」のパスタ


シチリア島は、
というより、シチリア島周辺の小さな島に
ケイパー(ケッパー)の名産地があります。

ケイパーは
地中海料理の代表的な食材のひとつ。

花が咲くずっと前のつぼみが
酢漬けや塩漬けにされます。


もちろん色々な所で採れるでしょうけど、
名産地として知られる
シチリア近海の2つの小さな島があります。

その2つの島のレシピを
作り比べ&食べ比べします。






まずは
シチリア西部、パンテレリア島

チュニジアとシチリアの中間に位置する火山島。

ゴツゴツした岩がちの土地に
年間を通して吹く強い風に耐える
独特の家の造りが発達したとか。

この島にはアルマーニの別荘もあり、
島スタイルの家なんだそう。



険しい島で育ったケイパーは
こんなふうにパスタになります。



トマト、ハーブ、チーズ、ナッツ
この4つの組み合わせから紐解く
シチリアのパスタソースシリーズ

このテーマに沿って
ペスト・カッペリの材料を見ると
以下の通り。

トマト: パッサータ(缶)
ハーブ: バジル
チーズ : なし
ナッツ: アーモンド
基本: 赤唐辛子(にんにく)&オリーブオイル、塩
その他: ケイパー

なんと言ってもここは
ケイパーが特徴です。


パッサータは裏ごしトマト。
私はお気に入りの
フレッシュ感の高いトマト缶を使いました。

ちょっとレシピより
バジルを多く入れてしまったようです💦

レシピ写真はもっと赤いのですが
私のは緑がかっています。

ケイパーの風味を爽やかに味わえます。



レシピはこちらを参照しました。
島のご家族から教わったレシピだそうです。
それなのに大分見た目が違って申し訳ありません!
再チャレンジします。


もうひとつは
シチリア北部、イオリア諸島にある
サリーナ島

こちらも休火山があります。

ケイパーは粘土質の土壌で育つので、
パンテレリア島もサリーナ島も
ケイパーの生育環境に合っているのでしょう。

サリーナ島は6月にケイパー祭りがあるようです。
ケイパーの花、見てみたいなぁ。



ケイパーを散らすと
ケイパーのパスタっぽさが出ますね!

ペーストは何が入っているか分かりにくいので
ケイパーやバジルなど
中に入っている材料をトッピングすると
いいのかも。


材料は、基本的に同じ。

でも、こちらの方が
全体的に材料を多く使います。


ケイパーとアーモンド、バジル。

このペーストに限らず、
ケイパーは塩漬けケイパーが断然お気に入り。



皮付きのアーモンドは
皮をむいてロースト。

これも他のパスタソースと共通の作り方。


先のレシピとの一番の違いはここ。

先ほどはパッサータ(裏ごしトマト)を
使ったのに対し、

こちらはトマトソースを作ります。


レシピでは玉ねぎは刻まないのだけど、
トマトソースの作り方を写真に収めたくて
刻んで使いましたてへぺろ


このトマトソースと
ケイパーのソースを合わせた後
スパゲティと和えます。



こちらの方がトマトの味がしっかり。

そうするとケイパーの味も強く感じます。
全体的に味がしっかりするのかも。

でもケイパーの塩分はそれほど強く感じません。

バランスがいい。

ホテルのオーナーシェフに習ったそうで、
確かにレストランで出そうな
しっかりしたソースです。

レシピはこちらを参照しました
味のしっかりしたペーストになります。

とはいえ、同じ材料でも
レシピが違うと味も違いますものね。

比較して勉強になりました。

前者のレシピは再チャレンジしますニコニコ