どーも、パスタ美帆ねえです。

今日のパスタはこちら💁‍♀️



宝石赤Pici

ピチ



まるでおうどんのような
太麺のパスタ「ピチ」。


トスカーナ州シエナが発祥と言われています。


扇状の美しいカンポ広場が有名なシエナ。

確かに広場も綺麗でしたが、
私が印象が強いのは、シエナの大聖堂。

白黒のシマシマの塔を従えた大聖堂は
インパクト大!

茶色のカンポ広場から
茶色い狭い街並みを抜けて見えた
白黒の塔!

もう20年くらい前に2回、
シエナに行ったのですが、
あの景色の衝撃をよく覚えています。

そして、レストランの
ナチュラルなインテリアは覚えているのに
肝心のお料理は記憶にないえーん

そのうち、
どこかに仕舞い込んだ写真を探してこよう。





そんなシエナを脳裏に思い浮かべながら、
ピチをサルシッチャのソースで頂きました照れ



ピチ、とかピーチ、と呼ばれるこのパスタは、
古代ローマ以前、
トスカーナ周辺に住んでいた
エトルリア人が考案したと言われているそうです。



紀元前8世紀頃から
現在のウンブリア、トスカーナ周辺で
エトルリア文明という歴とした
一時代を築いたエトルリア人。

音楽を愛し、宴会を催す贅沢な暮らしを
好んでいたようです。

それまで、
パンのような、粉にした小麦粉練って
焼いたものから、
板状のラザニアや
ピチのような麺を作ったと言われます。

美食の人たちだったのね。

紀元前3世紀から
ローマに吸収されていきますが、
食文化は継承され、磨かれて
今に至るのでしょう。


ピチは、
小麦粉と水で練った生地を
手で一本ずつ伸ばしていく
ベーシックなパスタ。

昔は卵が貴重だったので
卵が入らないレシピもあるし
ほんの少量入れる場合もあるとか。

小麦粉、水、塩だと
正にうどんと同じで、
かなり、もちっ、ムギュっとした食感になります。

卵が入ると
生地を伸ばしやすいし、
卵を入れない場合よりやや柔らか。

もちろん、太さによって食感が変わります。

私は卵入りが好み。
そして、パスタの先生に教わった通り、
太さ3mm、長さ25cmで作っています。



ソースは
自家製サルシッチャを使って、
トマトと黒オリーブとともに。

自家製サルシッチャは、
まとめて作って冷凍庫に保管しています。




トスカーナの伝統的なソースです。





もうひとつ、
パスタクラスで最初に教わったのが
「アリオリーネ」というトマトソースで食べる
ピチ。


最初に作った時は、太さがバラバラてへぺろ


アリオリーネも
ピチに合わせる代表的なソースです。




もうひとつ、
ピチに合わせるのは
パン粉を使ったブリチョラータ。
次の機会に作ろうと思います。


ピチ・アリオリーネに合わせたのは
アーティチョークのオムレツ。

これもトスカーナで
よく作られているお料理です。







パスタの先生の本はこちら