King & Princeに関する衝撃すぎる報告から一夜が過ぎようとしている。
あの報告を聞いた昨日の23時から、
自分が住んでいる世界が180度変わってしまったかのような、
そんな感覚すらおぼえる。
ジャニーズ事務所でアイドルをしてきた人たちが
脱退、退所するというのは初めてではないけど…
今の事務所の財政基盤を強く支えているであろう人気と実力、
そして何よりジャニーズのファンだけじゃない一般人に対しても
圧倒的な知名度を持つ「キンプリ」だからこそ、
あんなにも仲が良く平和で真面目で真摯に作品を届けてきた彼らだからこそ、
最近はダンスやバラエティで新境地を開拓し、ますます勢いを感じていたからこそ、
衝撃が計り知れない。もう、訳が分からない。
速報を見た時の第一声は、
え?誤報?
だった。間違いだと思った。
間違いであってほしくてたまらなかった。
息が止まるかと思った。
ライブに行ったことがなく、
今年に入ってから強く応援し始めた私ですら、
こんな有様なのだから、
長年キンプリを愛し応援し続けてきたファンの皆さんは
どれだけの悲しみ、苦しみを感じているのだろうと思うと
なんだか、胸が痛い。痛すぎる。
私も、昨日はなかなか眠れなかったし
友人とずっと「無理」と連呼するLINEをしていたし
今でもずっと頭の片隅にキンプリのことがあるし
心の大事な部分がグラっと揺れるような
日常ではなかなかない、不安定さも強く感じる。
そんな行き場のない不安や悲しみを
一人で抱えているのには、なんだか辛すぎて
TwitterやInstagramにひたすら張り付き、
皆の気持ちや意見、考察を見る。
そうじゃないと、落ち着かなくて。
退所する3人を非難する声、
存続する2人を応援する声、
5人をずっと見ていたかったという悲痛な声、
何が海外だ?
そんなに海外進出が大事か?
方向性の違いって、本当にそうなのか?
彼らは言わされているだけじゃないのか?
真意を隠し、事務所から何か圧を受けているんじゃないか?
私たちには知る術もない、巨大な力が動いているのじゃないか?
そんな声が、意見が、沢山目に入ってくる。
どれも分かる。
そうだよね、そう感じるよね、そう考えるよね、と
一つひとつに対して思う。
人間は未知なるものに対して不安を抱くし
不可解なことがあれば、何が原因なのか(何が悪いのか)を
見つけ出したくなる生き物。
だからこそ、
怒りをぶつけたくなるのは当たり前で、
推測したくなるのも当たり前で。
納得できる理由が欲しい。
本当の理由が知りたい。
ファンという立ち位置の最大の苦しみは、ここにある。
いや、何を言われたって
ファンとしては「5人揃った King & Princeを観たい」だから
誰かが欠ける時点で納得なんて、出来っこないのだけど。
受け入れるのに時間がかかるのは、人それぞれなんだけど。
だけどさ、どう考えたって、
ここ最近ものすごく勢いを増してきたKing & Princeが
さぁこれからだぞ、というタイミングでそれを決めるなんて
メンバー2人が主演で連ドラをやってる最中、しかも最新曲の発売直前で発表するなんて
おかしいよ、何かがおかしい。
違和感、不信感しか湧いてこない。
だって、彼らはいったい幾つのCMを持ってる?
グループ単位でも、個人単位でも。
彼らが突然に空中分解する、それも1年以内に、だなんて、
社会的影響力、経済への打撃が大きすぎるんだよ。
私が企業の広報担当だったら、普通に怒るよ。
何やってくれてるんだ?勝手に?って。
その矛先はもちろん、巨大なお金を動かす彼らではなく
彼らをマネジメントする事務所に対して感じる。
そして、そういった仕事の部分だけではなく
普段の5人の言動が、とても誠実で
ものすっっっっっごくファン思いだからこそ。
自分達がやりたいことと、ファンが求めてることを上手くバランスさせて
一つひとつの作品や発信を大切にしている彼らだからこそ。
如実に、その対比が濃く感じるんだよ。
だけど、一般人である私たちが
「本当の理由」を「彼らの口から」聞くことは、恐らくできない。
なぜなら、芸能界には、巨大な利権が絡んでいるし
ジャニーズ事務所なんてその最たる例だろう。
これまで退所した人達を見れば、分かる。
彼らの口から本当のことが語られることはないし、
語られたとしてもきっと巨大な力で抹消されるだろうし、
そもそも、芸能界の表舞台と呼ばれるテレビやCMにほぼほぼ出ない。
(例外も、もちろんあるけど)
それだけ、大きな巨大権力が働いている。
「ジャニーズ帝国」とはよく言ったもんだけど、
その帝国の内部は、金と権力にまみれてズタボロじゃないのか?
ここからは私の推測だけど、
もしも、King & Princeが分裂してしまった原因の中に
- 事務所内の派閥争い、権力争い
- 事務所からの方向性の押し付け
- 彼らの意思ややりたいことを潰すような圧力
- その他、退所や脱退を外側から追い込まれるに足る理由
が絡んでいるのだとしたら、
それはもう、本当に許せない。
(というか、かなりの確率で絡んでいるだろうが…)
King & Princeだけでなく
他のグループ、まだデビューしてないJrの子達にも言えることだけど、
彼らは、エンタメに夢見て、エンタメに命を捧げている。
本当は、きっともっと大事にしたいであろう
一般人と同じような安らかなプライベートも
恋愛、結婚、子育て、その他個人的な事情も
全て、制限されていると言っても過言ではないのだから
私は「命を捧げてるのだな」と思って、見ているし、応援している。
エンタメ、そしてジャニーズという看板を背負うことは、
それだけ多大な犠牲のもとに成り立ってるんだろうと思う。
だけど、今回の件を受けて、
そもそもその認識自体がどうなんだろうと思い始める。
彼らは、歌うことや踊ることが好きで、
グループとして活動し夢を実現するのが喜びで、
芝居や舞台、様々な経験を通じて磨かれていく楽しみもあって、
そういったキラキラしたものを通じて、
人に良い影響を与えたい、自分を応援してくれる人を幸せにしたい、
自分が大好きなことで、誰かを笑顔にできたら、
そういう思いをもってやっているはず。
それがビジネスライクな感情だったとしても、
それはそれで、ものすごいことだと私は思う。
だって、その他プライベートで犠牲になることが多すぎるから。
そう、ここだ。
”犠牲になることが多すぎる”
と自然に思っている、この部分だ。
彼らだって、一人の人間で、一度きりしかない人生を生きている。
にも関わらず…
夢や希望、喜びや楽しみ、生きる活力や笑顔を与える側が
多大な犠牲を払わないと、エンタメが成り立たない
という状況そのものが、そもそもおかしい。おかしいよ。
誰かの何かを犠牲にしてまで
しなきゃいけないことなんて、あるだろうか?
私は、ないと思っている。
そんなことしていたら、犠牲にする側の人間が持たない。持つはずがない。
本人の意思だろうかは不明確だし、
文字面通り受け取るのは違うだろうなとは思いつつ、
本人の公式発表を基にするならば
「夢を叶えるには、今のままでは無理だった」
「活動方針の違いがあった」
という言葉を言い換えるのなら、
自分の思いややりたいことを犠牲にしないと
この事務所にはいられないのなら、俺は無理
というサインにしか、取れないのだ。
そして、それは自分勝手でも何でもない。
どんだけのスポンサーがついてても、そう言える。
だって、
アイドルって表現者でしょう?
俳優さん、女優さんとはまた違う、
夢や希望、楽しみを売る人達でしょう?
(俳優さんや女優さんを見下している訳では決してなく、”役割”の違いの話)
その人たちが自分を犠牲にして、自分を偽ってたら、
エンタメが成り立つはずがないじゃない。
良い作品ができないに決まってるじゃない。
意欲だって落ちるに決まってるじゃない。
そりゃあ、当たり前の話だ。
犠牲になんか、なりたくないよね。
誰かや何かの押し売りで、作品作りたくないよね。
自分の意に沿わないアイドル像なんて、演じられないよね。
(どれだけ演技が上手だったとしても)
King & Princeのこの件、この思いによって、改めてよく分かったのは
ジャニーズ事務所という場所自体が、
自分の何かを犠牲にしないと、居られない場所
なんだろうなと。
そんな辛すぎる気持ちを抱えたまま舞台に立つなんて、無理だ。
そんなの、プロ意識と呼べなくていい。違うよ。
だからね、
脱退・退所することを決めた3人のことは
全く持って責める気持ちが出てこない。
何なら、辛い気持ちでいっぱいだ。
そんな思いを抱えて、よくここまで走ってくれた、と。
それを応援させてくれて、消費させてくれて、ありがとう、ごめんね、
という気持ちまで湧いてくる。
グループを守っていくと決めた2人のことも
その先の道のりを考えれば、ものすごく心細く、寂しい。
彼らには6人だった時代、5人だった時代があって
「King & Prince」なのにも関わらず、
メンバーが脱退・退所すれば、その記憶は画面上から消し去られて行く。
「6人から2人になってしまったKing & Prince」
という看板を抱えて、やっていくことになる。
それがどれだけ苦しいことなのか、想像を絶する。
退く決断、続ける決断、
どちらの優劣も、重さ軽さも、計り知れない。
この決断が、覆って欲しいという希望も、捨てきれない。
いや、ずっと捨てたくない。少なくとも来年5月22日まで。
5人になったKing & Princeが見せてくれた世界を、
日々の喜びを、楽しみを、温かさを、彩りを、
忘れ去るなんてことは、できない。
絶対に、したくない。
それをさせている、巨大な何かが、今は憎くて仕方ない。
それでも、どうか、どうか、同じ空の下で、同じ日本のどこかで、
笑っていて欲しい。
そう、ファンの一番の願いは、
彼らが楽しそうに笑っていて欲しい、その姿が見たい、なのだ。