日本やカナダ、北欧のような森の国では、木の家が多い。
どうして「木の家」が多いのでしょうか?
材料がたくさんとれるから?
もちろん、それも理由のひとつですが
その土地で育ったものは
その土地の気候風土に合っている
というのも大きな理由です。
米や、海塩や、味噌が
日本人の身体を元気にするのと同じように
日本に建てるなら「木の家」が
気候風土に合っていると言えるでしょう。
建材としての「木」は
湿気を吸ってくれる調湿機能があって
じめじめした季節でも家の中が爽やかになる
とか
木の香り(フィトンチッド)に
リラックス効果があって
疲労回復や免疫力アップにもつながる
とか
肌触りが優しくて、一年中裸足ですごせる
とか
日常生活を送るうえで
良い効果がたくさんあります。
木造建造物である「法隆寺」が建立されたのは
今から1000年以上も前ですが、
そんな昔から、「木の家」は
日本の暮らしに溶け込んでいます。
実際、日本で一番人気が高いのは
「木の家」なんだそうですよ。
食と住まいのアドバイザー 正田純子