人は何のために働くのでしょうか。

 

それは一つはお金のためであると思います。

味気なく聞こえるかもしれませんが、このことは否定することはできません。

 

しかしながら、「会社で働く人が求めているもの=お金」

という図式で捉えてしまうと、

その奥にある本質を見逃してしまうことになります。

 

たしかに、人はお金を得るために仕事をします。

しかし、そもそも人は何のためにお金を求めるか?

 

それはお金を得ることで「自分の望むものを」手に入れたいからです。

お金があれば、食事ができる、旅行に行ける、家族を養うことができる。

 

自分の夢を叶えることもできる。

だから人はつらくても苦しくても会社のために働こうとするのです。

 

つまり、会社のために働く人が求めているものは、その先にある「自分の望むもの」を手に入れることなのです。

ここに人を動かす鍵があります。

たとえば、掃除をするという仕事があります。

人はお金によって働くと考えれば、この仕事をやってもらうためには、

その対価としてお金を支払わなければならないということになります。

 

しかし、もしその人が野球ファンで大谷翔平選手の部屋を掃除するとなれば

たとえ無給でもやりたいというのではないでしょうか。

それどころか、お金を払ってでもやらせてくれと、いうかもしれません。

 

 

仕事に自分の「価値」を見出した時、

人は喜んで働こうとする。

人を動かす鍵は「お金」ではない。

 

その仕事が持っている「価値」なのです。