ジャニーズ性加害問題 望月衣塑子氏の質問に…被害者の妻ピシャリ「死にたいくらいに苦しいんだって!」

 
 
ジャニーズ事務所に所属していたメンバーで結成された「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が4日、都内で会見を行った。被害者救済を要請するなどしたこの会見の模様は、メディアで大きく取り上げられた。
会見では近く刑事告発する意向も示した。その内容などについて、東京新聞記者でユーチューブチャンネル「Arc Times」の望月衣塑子氏が、厳しめの口調で質問。「刑事事件で適切にやれば、皆さんが対話をする以上の…」などと話していたところで、突如会場の端から壇上に一人の女性が現れた。  ジャニー喜多川氏の性加害を訴え、当事者の会に理解と協力を表明して参加していた俳優の服部吉次氏の妻で、女優の石井くに子氏だ。マイクを取り「望月さんわかるんだけどさ、被害者なの」と言って制止した。  続けて「苦しいの。逃げるのだって精いっぱいなのに、戦えっていうのは無理なのよ。死にたいくらいに苦しいんだって!」「私だって服部が言ってからもう何回も吐き気がしているし、食欲はなくなるし、胸は痛いし。あなたからインタビューしてくれと言われても、涙が出ちゃってどうにもできなかったじゃない?」と語気を強めた。
さらに当事者の会のメンバーを見て「こんな壇上に立ちたかったわけじゃないのよ、この人たち。もっと大きいステージに立ちたかったのよ! でも、つぶされたんじゃない、あいつらに…。だから強くできないしょう」と訴えた。  それでも望月氏は、刑事告発の内容などについて指摘。それに対し石井氏は「そんなことはさ、どうでもいいのよ。謝ってほしいのよ、まずは」と答えた。  すると望月は「私ですか?」と質問。石井氏は「違う…(ジャニーズ事務所が)やったことに…。代表が。だから辞めたからって逃げるなってことだしさ」と話し「私、たまんないわ、この人たちかわいそう! みんな被害者なんだから」と訴えた。
 
ジャニー喜多川氏が絶対的権力を持ち、被害者の心は破壊され、反骨精神を持てない状態に追いやられたからこそ、何十年も隠蔽出来たように思えます。
望月記者の言ってることは正しいし、新たな被害者を生み出さないためには嫌われる覚悟で戦うことが必要です。
ただ、新たな被害者を生み出さないことも大事ですが、今生きている被害者の心に寄り添う環境を作れていなかったのが問題です。
望月記者はメンタルが強く、反骨精神の塊のような人間です。
安倍政権や菅義偉政権時代は自民党支持者やネット右翼による誹謗中傷に悩まされましたが、それでも鋼鉄のメンタルを持ち続けて今も活躍しています。
ただ、誰もが望月記者のようにメンタルが強いわけではありません。
性被害に遭った人たちの心の傷は想像以上に深いです。
その深い心の傷を持った人たちの心に寄り添い、どう勇気を与えるかが重要です。
 
望月記者は東山新社長に対しても厳しい質問を何度もぶつけました。
東山新社長にも2005年の性問題の疑惑がある以上、厳しく聞く必要はあります。
東山新社長にも疑惑がある以上、しつこく追及することは間違っていませんし、そこで望月氏を責めるのは筋違いです。

実際、権力に屈したマスコミが多いからこそ、何十年も放置されてここまでの問題になったわけです。

ジュリー氏が筆頭株主である以上、新たな疑惑に対する隠ぺい行為をさせないためにも、嫌われる覚悟で追求する望月記者のようなマスコミは必要ですし、彼女を悪者扱いすると権力者をのさばらせることになります!

 

新たな性被害を抑制させるためには、被害者への心無い誹謗中傷をやめさせる環境を作ることと、嫌われる覚悟で追及するマスコミを非難しない社会を作ることです。