「あきれる」「軽々しい」 安倍元首相の「核共有」発言に被爆地憤り
「核共有はナンセンス」 ICANと若者らが核禁止訴え緊急会見
ロシア軍の侵攻で緊迫するウクライナ情勢を巡り国会議員による「核共有」発言が相次ぐ中、核廃絶を訴える若者らが9日夜、「核共有より核禁止!」と題した緊急記者会見を開いた。
出席者から「軍事的にもナンセンス。核禁止に進む方が現実的」「広島、長崎の被爆体験を思い起こす必要がある」などと指摘する発言が相次いだ。
国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の川崎哲・国際運営委員が核共有について、北大西洋条約機構(NATO)の例で説明。
米国が管理する核兵器を自国に配備するもので、航空機から投下する核爆弾が中心だとした。
その上で、核兵器とその管理を「いかなる者にも移譲しない」とする核拡散防止条約(NPT)に反すると指摘。「核兵器保有で紛争が起きないとする抑止論は誤りだとウクライナ危機で明らかになった。日本の核共有論は政治的に悪影響しかない」と強調した。
学生団体「KNOW NUKES TOKYO(ノー・ニュークス・トーキョー)」共同代表で慶応大の高橋悠太さん(3年)は「核共有の議論自体に反対しているのではなく、議論の中で反対だと声を上げている」と力を込め、「核抑止論は『広島・長崎を繰り返してもいい』という前提でしか成り立たない」と訴えた。
そして「不安や危機感を利用して、政治家が安易に政策を進めることを憂慮する。国会議員による核共有発言は国際的な威嚇になりかねず、非常に危険」と批判した。
別の共同代表で上智大の中村涼香さん(3年)も「再度広島・長崎を思い出し、学ぶことが非常に多いと思う。この日常を守りたい」と訴えた。
2017年にノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」のメンバーや「KNOW NUKES TOKYO」の大学生たちが安倍前総理などの意見に「NO」を突き付ける姿勢は本当に素晴らしいです。
「不安や危機感を利用して、政治家が安易に政策を進めることを憂慮する。国会議員による核共有発言は国際的な威嚇になりかねず、非常に危険」
その意見はごもっともです。
国民に不安を煽らせて自分の考えを押し逃走とするのが安倍前総理のやり方です。
端からすれば詐欺師と同じ手口です。
「不安を煽られて楽な道を選ぶ」人間は詐欺師に騙されやすいことを頭に入れてください。
日本を愛する前に社会の一般常識を持ってほしいと思っています。
話を戻しますが、僕も核の使用に反対している人間です。
「ICAN」や「KNOW NUKES TOKYO」を全面的に支持します。