最近は海外のサイトでジュエリーやアクセサリーを買う人も増えてきたと思うので、ちょっと呼び名の違いをまとめてみました。
1 イヤリングとピアス
日本語ではクリップ式のものをイヤリング、ピアッシングされた耳の穴に通すものをピアスと呼びますが、英語ではどちらもイヤリング(Earrings 2個あるので複数形)です。クリップ式のものはクリップタイプ、ピアスはピアスタイプと呼ばれたりします。
2 ペンダントとネックレス
日本ではチェーンがはずせるものはペンダント、はずせないものはネックレスと呼ぶんだそうです。これは伝聞情報なので日本全国全てそうなのかは分かりません。チェーンがないペンダントの、ぶら下がってる飾りの部分はペンダントヘッドと呼ばれます。
英語ではチェーンが付いていれば、はずせるかどうかに関係なくネックレスです。ペンダント(Pendant)と言うと日本語で言うペンダントヘッドのことになります。チェーンが付いたものは特にペンダントネックレス(Pendant necklace)と呼ばれることもあります。
3.ジュエリーとアクセサリー
日本では貴金属(と宝石)でできたもののみをジュエリーと呼び、それ以外の素材でできたものはアクセサリーです。別に法律があるわけではありませんが、業界の慣わしでそうなっています。シルバーは貴金属ですが、なぜかアクセサリーに分類されています。
英語では素材に関係なく装身具は全てジュエリー(jewelry)です。たとえ銅でできていようがポリマークレイでできていようがジュエリーです。アクセサリー(Accessory)というのは付属品という意味でファッションの世界では、服以外の小物、たとえばバッグやベルト、帽子、ポーチ、傘、ステッキ、スカーフ、手袋、ネクタイなどのことです。
4.呼び名の違いではありませんが、ジュエリーに対する概念が根本的に違うような気がします。たとえば日本でジュエリーを扱ってもらおうと思うと、小売店かあとはデパートや問屋などの展示会くらいしかありません。ギャラリーはいわゆる企画ギャラリーが展示会として扱ってくれるくらいです。しかしアメリカでは普通のアートギャラリーが絵画や彫刻と同じ並びでジュエリーを扱っていたりします。ジュエリーもアートの一分野と言うことらしいです。実際ジュエリーを自分で作ってる人たちはジュエリーアーティスト(Jewelry artist)と呼ばれています。日本の美術ギャラリーでは書画以外では工芸品は陶芸だけというところも多いです。