テレビや映画のスーパーヒーローはたいてい何かの特殊能力を持ってますよね?
実は私にもあるんです。特殊能力が!
それは、どんなフレグランスでも悪臭に変える能力!!


以前「パフューム」という映画を見て、その後原作も読んで、すっかり香水にはまってしまいました。
何でも一度はまるとズルズル深みに入ってしまうタチなので、香水もいろいろ買い集めてしまいました。買う時はもちろん試香します。ムエット(試香紙)で試香しても実際に自分の体につけると多少香りが変化することがあるので、手首あたりに付けて試香します。最初に香るのはトップノートで、これは大体さわやかな柑橘系が多いです。しかし香水の本体とも言うべきミドルノートはその後から香ってくるので、手首に付けてから15分くらい待ちます。
そこからがいよいよ私の特殊能力の出番です。

ケンゾーの蓮の花のかおりをモチーフにしたと言うフレグランスは、トップノートが効いてるうちは良かったんですがそのうち水草に覆われた池の臭いになってしまいました。連想されるのはドジョウとか亀とかフナとかです。あまり身に纏いたい香りではありませんでした。

資生堂の「ZEN」はお寺の臭いになってしまいました。子供の頃、法事で長時間じっと座ってお坊さんのお経を聞かされた思い出がよみがえりました。あまり楽しい思い出ではありません。

同じく資生堂の「SASO」。昔、友達だった女の子が付けてたのは柑橘系とも違う、少し尖った中にも丸みと甘みのあるフローラルな香りでしたが、私が付けるとガチガチに尖った攻撃的な臭いになってしまいます。友達はできそうもありません。

あとブランドは忘れましたが石鹸のような香りのフレグランス。ホテルの部屋に入るとこういう香りがすることがすることがあって、石鹸だし無難かなと思いましたが、なぜか私が付けるとヤカンを空焚きしたような臭いに・・なんで?とこっちが聞きたいです。

ブルガリのオムニアはこれも知り合いの女の人が付けてた時には、ふんわりしたローズ系の香りで素敵だったんですが、私が付けるとなんと表現していいのかすら分からない変な臭いに・・・
買ってすぐにミクシーのコミュでビビアンウェストウッドのブドワールと交換しました。これは自分で使うと言うより趣味のコレクション用です。

そんなわけでその後興味も薄れてしまい、在庫となったフレグランスも処分してしまいました。
この特殊能力はあまり役に立ちそうもありませんし、ましてや悪人を捕まえることは無理っぽいです。