今回は作品の話ではないです。
先日TBSの「夢の扉」という番組で、難聴者向けの「コミューン」というスピーカーの話をやってました。
実は私の父も難聴で、特に女の人の声とか体温計の音とかの高い音が聞きにくいと普段から言ってました。番組を見たところ大変よさそうだったので、あとでググッてみましたが、お値段がおよそ20万円。ちょっと気軽に買える値段ではないです。
しかし、番組内で聞いた話では、どうもこの装置は指向性スピーカーとイコライジング回路の組み合わせのようです。
父はよく自分の部屋でテレビを見ますが、その音が大音量で母も近所迷惑だと気にしてました。
そこで指向性スピーカーの部分はあきらめて高い音が聞きやすいようにイコライザーを外部スピーカーに繋いだらどうだろうと思い立ち、まず実験です。
パソコンにプリセットでイコライジングソフトが入っていたので、Youtubeから適当な動画を選んで父に普通の状態と、高音をブーストした状態で聞いてもらいました。
するとやはり高音をブーストした方がずっと聞きやすいというので、アマゾンで楽器用のグラフィックイコライザーを購入。それをすでにテレビの外部スピーカーとして使っていたPC用のスピーカーに繋いだところ、大成功!!
現在はかつての音量に比べたらかなり低い音量で聞いています。

以前から高い音が聞きにくいとよく言っていて、補聴器も何度も調整してもらっていたんですが、本人いわく、音が聞こえるのと人の話が聞き取れるのとは違うとのことで、かなり不満があったようです。今回も最初私の方で1000Hz以上の音をすべていっぱいまで上げましたが、父が自分で調整しなおして写真のようになりました。これを見る限り必ずしも1000Hz以上をブーストすればいいという話ではないようです。
TVの音にしても全体の音量を上げると、上げる必要のない音が必要のある音をマスクしてしまい、さらに音量を上げるという悪循環に陥っていたようです。
これだと自分で周波数別に納得いくまで好きなように調整できる点が喜ばれました。
イコライザーは13000円くらいで買いました。
もしよかったらお試しください。