
今回どうしても色上げした銅の周りを金色の地金で縁取るということをしてみたかったので、こんなものを作ってみました。
金で縁取ればいろんな意味で楽なのは分かってましたが、何しろ今金は高いので、代わりに真鍮を使いましたが、これがなかなか大変でした。
まず、形状が合いません。
銅が緩やかにドーム状になっているので、毛描いた線と厚み分落とし込んだ時の位置とがずれます。
先にロウ付けしてからドーム状にすることも考えましたが、真鍮のほうがわずかに飛び出ているので、きれいなドーム状にはならないでしょう。
ロウも銀ロウを使ったのでロウ目が白くなってしまいますし、うっかり変なところに流れてしまうと、それをきれいに削り取らないと色上げが上手くいきません。
四苦八苦してごまかしごまかし何とか形にはしました。
これからももう少し研究を続けます。