連続投稿です。
そんな余裕があるならもう少し頻繁に更新しろよと言うご批判はごもっともです。
2回目はシネフィル・イマジカで見た「ローマ、愛の部屋」です。

ほとんど全編に渡って裸のシーンです。しかも女同士です。でも見てるうちにこれが自然に見えてきます。他に登場人物といえばホテルの男性スタッフがたまに出てくるくらいです。二人だけの密室での会話とカラミだけでできてる映画と言ってもいいです。
なんと言ってもナターシャ・ヤロヴェンコのバディが完璧すぎます。こんな人間が実在すると言うだけで神に感謝したくなります。しかしそんなビジュアル面にだけ心を奪われてはいけません。

この二人はその日の夜、バーで知り合ったばかりです。どちらも外国人で(一人はスペイン人、もう一人はロシア人)翌日には帰国する予定です。一人は自分のホテルに帰りたがりますが、もう一人が半ば強引に自分のホテルに誘います。誘った方はレズですがもう一人の方もそれに応じてしまいます。そのうちお互いのことを話し始めます。どこまで本当のことなのか最初は分かりません。名前すら本名ではないです。でも段々ほんとのことが分かってきます。それにつれてお互いの気持ちも近づいていきます。どちらもけっこうワケアリだったありします。特にナターシャの方は結婚を控えてます。今夜のことはこの部屋の中だけのファンタジーということにしようという約束だったのに、最後には切り離そうとしてもできない自分がいたりします。
このあたりの気持ちの変化の描写がいいです。
私も今度はきれいな女の人に生まれ変わって、レズになりたい気がしてきました。
ラストシーンもいいです。

しかし、せっかく美しい映像なのにそこはやはりボカシが入ってるのはヤボな気がしてなりません。
日本もいつまでも古い法律に縛られてないで、大人になって欲しいものです。