久しぶりの庭園美術館。
私は新婚時代、この近くの友人の家に1年近く通っていました。
街はすっかり変わったけど、この美術館はもちろんそのまま。

何度も来たことがある美術館だけど、今回の企画は…?

初めて来た頃はまだまだ未熟な子供(学生でした)だったので、もっと如何にも洋館といった趣(横浜にある異人館のような)に憧れがあって、有名な宮様の邸宅と聞いても、この外観があまり響かなかったのを覚えています。

いやホント子供だったな。
今見るとこんなに美しいのに。

今日の企画は「A to Z」
建物そのものをじっくり鑑賞する企画。
見るべきポイントにはアルファベットの付いた台と、その場所の説明や象徴的な絵柄が描かれた絵葉書より大きめのものが置いてあります。


一枚づつ取っていって…それは後でのお楽しみ。



写真も撮りきれないほど、見るものに溢れた邸宅です。
玄関のガラスのレリーフ。

玄関前のモザイクタイル。

室内噴水の香水塔。

バラのモチーフ

ガラスの扉にはアールデコらしいモチーフ。個人の家とは思えないモダンさ。

壁一面の花のレリーフ。
石膏だそう。

室内にこのデザインのガラス窓。

直線のモダンさと共に、曲線も多用されています。
邸宅らしい優雅さ。

人が多くて、上手く撮れませんでしたが、この回廊はとても美しいです。


三階に続く素敵な階段。

壁紙や家具にも持ち主の趣味がしっかり反映されているので、本当に見るのが大変…。

サンルーム。
床の市松模様に赤が映える。

この扉の向こうは見られませんでした。何だろう。そそられる。小さいバルコニーでもあるのかな。

見るものが本当に多いので、とりあえず灯りに絞って纏めました。
ペンダント型でも全て違うデザイン。
楽しい。
一番下左の星型のステンドグラスは、色ガラスの部分が天井に映ってとても綺麗。

さらにライト本体だけでなく、それを支える天井部分にも、細かな透かしの装飾がなされています。全部違う。

でも何と言っても、ここの照明で印象的なのは…
左のクールな大広間の照明かも。
何度も言いますが、個人宅だったとは信じられない。

他にも様々なモチーフのラジエーターカバーとか、暖炉や壁紙など、まとめて撮りたいものがたくさんあります。

一通り見たかな…というところで休憩。