歩くよりゆっくりと舟は進みます。
この左側の開けた部分は
菖蒲園だそうです。
その頃も良いかもしれませんね。
春は桜や柳の新芽がきれいでしょうし、
夏は舟からの花火見物もあります。
冬は・・・なんと
舟にコタツが置かれるのです。
コタツで温まりながらの
舟散歩。
良いだろうなあ。
＊
今までは前後に舟が見えることもなく
ゆっくりと進んでいましたが
急にここら辺で
舟が目立ち始めます。
それは・・・
ドライブスルーが有るからなんです。
わ～い！
揚げもち、アイス、ビールにジュース
この日は暑いくらいだったので
アイス買いました。
うまっ。
香港の人たちは皆
抹茶アイス買ってました。
もう少しお腹空いてたら
揚げもち買ったのにな。
のんびりしていた気分から
一気にテンション上がりました。
他の船がある風景も良いです。
日吉神社の船着き場。
ここから白無垢の花嫁さんが乗る
嫁入り船が出るのです。
大安の日に柳川に来たら
見ることが出来るかも。
すっかり舟が増えました。
コースは基本的に
どこの舟も同じだそうなのですが。
ここで後ろから
力強い歌声が聞こえて・・
欧米人らしき一団の舟が
勝どき（？）を上げながら
凄いスピードで抜いていきました。
「Where do you come from?」
「New zealand！」
ワオ～と叫びながら
通り過ぎる。
ラグビー見に来たんかな。
楽しそうだけど
風情は無いよ。
私たちはゆっくり行きましょう。
どの橋も期待を裏切らないわ。
これは昔、漁に使われていた
蜘蛛手網。
今では観光用だけだそうです。
また提灯だ。
祭りの準備です。
昼間でもちょっと良い。
いつの間にか、また
前後に舟が見えなくなりました。
そして静かになって・・・
この頃には橋と見たら
潜りたくなってる。
え？この橋は潜らないの？
こちらの橋は欄干のところに
模様ガラスが入っていて
写真では良く見えないけど
柳川の風景が描かれていました。
大きい橋は潜ってもつまらない。
この船着場の向かいには
亀の休憩所。
そろそろ一時間。
あれが終点の御花邸です。
この派手目の柄の舟は
さっきのニュージーランドチームが
乗ってた奴だ。
この門から
御花邸に入って終わりです。
とっても楽しかった。
気持ち良かった。
さらに特筆すべきは、値段。
私はこの春に潮来、佐原で
舟（エンジンボート）に乗りましたが
それらはどちらも20分ほど。
特にサービスが良いという訳でも
ありませんでした。
柳川はのんびり一時間
船頭さんは歌を歌い、
有名人のエピソードを語り、
花や景色を指し示しながら
棹をさします。
それでいて潮来の三分の一
佐原の半分のお値段なのです。
（潮来に関しては
別の料金の舟もあるのかも）
そして駅の近くから乗って
一番の観光地の御花邸で下りる
という便利さ。
まあ何より何も無い、
ただ長閑なだけのこの時間が
好きなんだなあ。
柳川の川下り、良いでしょう？