昨日、そろそろ夕食の用意をしようかなと
言う頃、
「passさん、皆さんのお食事が済んだら
お話があります。」
はいはい。今でも良いですよ。
「いや、食事が済んでからで。」

大したことではないと分かっているので
先に聞きに行きます。
「いや、食事が済んでからでないと。」
頑固ね。
「下の話なんで。」
全然OK。
「もう何日も下痢をしてるので
下痢止めを飲ませてください。」
それだけ?
・・・というか・・・

最初の頃、
おじいちゃんのトイレが異様に長いので、
ノックして大丈夫か聞いたりしたことが
あります。
それからは、おじいちゃんから
それこそ食事中でもおかまいなく
「良いのが出ました!」
ご報告があるのですが、
昨日、確かにゆるいと
言われたので、夜は軽いものにしました。
でも朝はもうなんとも無いという話だったのに。

「今日、デイサービスでも三回も・・・」
連絡帳には普通便って書いてあるよな・・。
「そんなのはあちらの人が適当に
書いとるだけじゃから、
私の言うことが本当ですから。」
それはスタッフへの侮辱よ。
チョクを呼んで
デイサービスでの様子を確認します。

「あ、それ最後に、連絡帳も渡して
出発待ちの時にあったのね、
もう書いてあるからごめんねって口頭で。」
そうか、そうか。
で、その一回だけ?
おじいちゃん、さっき三回行ったって。
「・・・三回トイレに行って
そのうちの一回が下痢で・・・。」
さっきと意味違うじゃん。

「漏れないようにティッシュを詰め込まなきゃ
ならんほど、ゆるくて間に合わん・・」
オムツなんだから間に合わなくて良いのよ。
替えはトイレに置いてあるから。
・・ていうか、そのティッシュ、まさか
トイレに流してるんじゃ・・。
「そんなの流さんで、どうするんね!」
やめて!

厳重に注意しましたが、
詰めるのは止めないそうです。
「絶対、漏れる!」
漏れて良いよ、オムツなんだから。
「外にも漏れる。」
チョクがこのパンツは
ペットボトル二本分の保水力が
あると言っても、疑わしそう。
空間が嫌なのかもしれないので
内側にもう一つ、パットを入れてもらう
ことにしました。

で、ティッシュは流しちゃだめですよ。
「分かった。外の袋に入れるんやね。」
ところが・・・
「ねえ、おじいちゃんはもしかしたら
ティッシュとトイレットペーパーの区別が
無いんじゃない?
これからトイレに行く度、トイレットペーパーを
流さないんじゃ・・・?」
きゃあ、チョク、大当たり!!
うちのトイレが中国みたいになってた。

またまた、おじいちゃんにくどくど
説明します。
分かったかなあ。

肝心の下痢の話は、どっかに行っちゃって、
おじいちゃんの話の検証にばかり
なってしまいました。

今朝はどうでしたか?
「夕べは10回もトイレに行った!
大変だった!」
全部、下痢だったの?
「・・・一回だけ。」
で、下痢だったの?
「ゆるいです!」
汚れて無いのを確認。
多分、大丈夫ね。

下痢は捨てられたオムツを見ても大した
ことはなく、下痢というより
力がなくて、我慢出来なくなってるような
気もします。

今日のご飯はどうします?
「いや、下痢はしてても
お腹は空いてるから、普通で。」
・・・だと、思いました。

念のため、病院にも行くつもりですが、
大体、帰ってきてすぐ言ってくれれば
その日のうちに病院にも行けたのにね。
安易に薬に頼るのも、良くない癖だなあ。

介護は病気と違って、
それぞれの形で進行していくので
過渡期というか進行中のあれこれは
ありますね。
全く分からなくなってる方が、お互い
楽なんじゃないかと思うこともあります。

でも、こんな話は介護としては
全く大したことないと分かっています。
あくまでも、家族や知り合いへの
報告用に、また自分用の記録として。
ごめんなさい。