概要
うまいが詰まった芋焼酎!佐藤!
佐藤というお酒について製造する蔵元の歴史やこだわり、味わいや商品の観点から詳しく解説していきます。
佐藤という焼酎をご存知でしょうか。
このお酒の特徴を知るために、蔵元の歴史やこだわり、味わいから佐藤について詳しく解説していきます。
名水のある場所に銘酒ありとよくいいます。
それほど酒造りに水が重要であり、味を決定する要因であるといえるでしょう。
今回ご紹介するお酒は、名水といわれる霧島山系の湧水を使用した『佐藤』というお酒です。
このお酒について知るために、まず佐藤を製造する「佐藤酒造有限会社」の歴史やこだわりを見ていきましょう。
佐藤酒造の歴史
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takeさん(@kazushige.takehara)がシェアした投稿 – 2018年 5月月1日午前4時27分PDT
佐藤酒造有限会社は、現在鹿児島県霧島市牧園町に蔵を置く酒造です。
1906年創業の酒造は、姶良郡加治木町で酒造りを始動させます。
1952年になると、第二次世界大戦終戦をきっかけに現在蔵を置く牧園町へ移転します。
移転の際、あわせて有限会社として会社を設立します。
1970年に加治木酒造協業組合(現在の国分酒造協業組合)が設立され、設立とともに佐藤酒造は組合に加盟します。
組合に加盟して1984年に脱退するまで14年間。
この長い期間、自社ブランドの酒を造ることなく、蔵は休業状態となります。
脱退後、佐藤酒造として蔵を復活させ、『佐藤』を生み出し現在の人気蔵元となっています。
ではそんな佐藤酒造のこだわりとはどのようなものでしょうか。
こだわりとは?
佐藤酒造は、社員をふくめ蔵全体が一丸となって酒造りに取り組んでいます。
酒造りにおいて、鹿児島の歴史に誇りをもち、焼酎の歴史と伝統に誇りをもち、常に高い意識を持って焼酎造りをしているのです。
より良い酒造りをおこなうことで、世の中を支え、社会に貢献することを目指した酒造の信念は、常に向上心を持った酒造りともつながります。
『佐藤』に使用される黄金千貫芋は、霧島で造られたものを厳選して使用。
そして、霧島連山の軟水の湧水を使用することで佐藤特有の味わいを出しています。
焼酎において重要な原材料の厳選ののち、佐藤酒造での酒造りは効率を考えながら最良の技法を常に取り入れながらも伝統と人の技術を大切にしながら製造されます。
そして、決して大量生産はおこなわず酒質を守り抜いています。
さらに、販売においても、佐藤酒造が直接販売することはしません。
『佐藤』の特約店のみに酒を安定して卸し、特約店へ限られた本数を年間供給するという形をとっています。
この販売の形も、佐藤酒造の酒造りの信念のもとこだわりの一つといえます。
こうしてこだわりや信念を持った佐藤酒造が作り出す『佐藤』とはどのような特徴・味わいなんでしょうか。
佐藤の味わい
佐藤の特徴的な味わいは、
芋臭ささを抑えた優しい香り
口の中に広がる芋の旨みとキレの良さ
飲みやすいだけではない、飽きの来ないしっかりとした旨みに酔いしれることができるのが佐藤の味わいです。
この味わいに、黒麹と白麹の違いが味に変化をもたらします。
佐藤には、白麹仕込みとK路麹仕込み、さらに麦の佐藤も存在します。
この違いが、味わいにどんな変化があるのでしょうか。
佐藤の商品を紹介。実は麦も存在!!
『佐藤 白麹仕込み 芋焼酎』
佐藤 白(引用:Amazon)
素直な味わいの芋焼酎である「佐藤 白麹仕込み」。
サツマイモの優しい甘さとほのかな香りを残し、長期熟成により丸みときめ細やかさを持った酒質は、芋焼酎初心者の方のも好まれる味わいです。
優しさ・サツマイモの甘さの素直さが全面にでた味わいの特徴は、白麹が引き出した特徴といえます。
『佐藤 黒麹仕込み 芋焼酎』
佐藤 黒(引用:Amazon)
心の太さ強さを持った「佐藤 黒麹仕込み」は、強さが特徴的な味わいです。
サツマイモの香ばしい香り、くちの中で広がるサツマイモの甘さ、まろやかできめ細かい質感は上品さも感じる味わいです。
黒麹が強く太い芯を持った佐藤の味わいを出し、2年半という長期熟成によって上品ななめらかさを持った酒質となるのです。
佐藤白麹仕込みを「佐藤白」
佐藤黒麹仕込みを「佐藤黒」
と呼びますが、どちらも同じ製法同じ長期熟成がおこなわれたにも関わらず、麹の違いで大きな味わいの特徴が異なります。
ぜひ飲み比べて麹が引き出す酒の味わいの違いを感じて頂きたいです。
『佐藤 麦 麦焼酎』
佐藤 麦(引用:Amazon)
佐藤の新しい看板「佐藤 麦」は、2007年より発売が開始された麦焼酎です。
発売からは、白や黒と比べるとまだ日が浅い商品ではあります。
ですが、その味わいは麦の香ばしい香りと素材の甘さが特徴で、麦焼酎ならではの癖のなさが人気を呼んでいる逸品です。
2003年頃から焼酎ブームが起こり、多くの芋焼酎も売れ人気商品にいたっては入手困難となりました。
蔵がそれほど大きくない佐藤酒造は、生産数が少なく丁寧に造られているため、需要と供給が合わない日々が今日まで続いています。
焼酎ブームが落ち着いた現在でも入手困難な現状は、変わらぬ酒の品質と旨さ、大量生産に走らない佐藤酒造の信念があったからといえるでしょう。
まとめ
佐藤というお酒は、佐藤酒造のこだわりと信念が生み出した旨い焼酎です。
プレミアといわれる焼酎に君臨した今も変わらぬ酒造りへの向き合いが、佐藤特有の旨さ・甘さ・優しさとなっています。
販売は特約店のみとなり、入手困難なお酒の一つですが、ぜひ佐藤がおりなす酒の旨さを白・黒と飲み比べて感じて頂きたい逸品です。
佐藤 杜の響
佐藤 黒 720ml
佐藤 黒 1800ml
佐藤 白 720ml
佐藤 白 1800ml
佐藤 サーバー3升
佐藤 サーバー5升
佐藤 1800ml
佐藤 720ml
https://linxas.shop/shochu/sato/