概要

三大宮崎芋焼酎の一つ!日南娘の魅力に迫る!

 

日南娘とはどのような焼酎なのかを、蔵元の歴史・製法・商品や味わいから詳しく解説します。

 

日南娘とはどのような特徴を持つお酒でしょうか。

 

このお酒を製造する蔵元の歴史や、製造へのこだわりを紐解きながら、商品の味わいとともに詳しく解説します。

 

焼酎は、日本酒と同じ国酒とされているのをご存じでしょうか。

 

さらに、宮崎県で製造される焼酎には、特許を取得した「宮崎の本格焼酎」という総称で呼ばれます。

 

宮崎の本格焼酎は、2015年から二年連続で国内出荷量が一位となるなど、焼酎の生産が盛んな土地でもあります。

 

そんな宮崎を代表する三大銘柄の一つである「日南娘」というお酒を今回はご紹介したいと思います。

 

まずは、このお酒を製造する宮田本店の歴史を見てみましょう。

 

宮田本店の歴史

 

 

 

 

 

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伊勢の小西酒店さん(@konishisaketen_ise)がシェアした投稿 – 2019年 4月月3日午後10時31分PDT

 

株式会社宮田本店は、宮崎県日南市大堂津に蔵を置く酒造所です。

 

1804年創業のこの蔵元は、創業当時は酢を製造する会社でした。

 

初代当主である宮田萬吉氏が参勤交代で江戸へ向かう途中の大阪の地で「煙草入れ」の落し物を発見し、持ち主へ届けます。

 

この御礼にと持ち主であった方より、「酢の醸造法」を伝授していただき、故郷宮崎へ帰り「宮田本店」として酢屋を始めたのがこの蔵元の始まりでした。

 

そして、代々当主が受け継がれること四代目、1921年に四代目当主宮田猪積氏により焼酎の製造が開始されます。

 

さらに、七年後の1928年にはみりんと醤油の製造も開始します。

 

この四種類の製造は、七代目当主宮田育紀氏となった現在もしっかりと受け継がれています。

 

この継承は、製造や技術だけでなく、

 

 住居兼事務所の建物:大正初期建設~

 石蔵:1928年のみりんと醤油の製造開始時~

 焼酎の仕込み蔵:1982年~

このように、長きに渡り大切に使用されているのです。

 

特に、石蔵にいたっては、90年以上の歴史を持った風格とともにたたずむ立派な蔵となっています。

 

 創業・酢の醸造開始から215年

 焼酎の醸造開始から98年

 みりん・醤油の製造開始から91年

といった長い歴史をもち、多くの事業に成功してきたのが宮田本店なのです。

 

そんな宮田本店の焼酎造りのこだわりとはどのようなものでしょうか。

 

こだわりは?

宮田本店の製造のこだわりは、伝統的な手作業による米麹の仕込みです。

 

昔ながらの「甑(こしき)」という米を蒸す土器を使用して蒸した米、この米を麹室で丁寧な手作業により自家製白麹菌を製造します。

 

この場所で造られたこだわりの自家製白麹を使用することが、こだわりの一つです。

 

さらに、仕込みでは、家伝の「四石甕」を使用して仕込みます。

 

ステンレスなどと違い、大量に仕込むことができないかわりに、目の行き届いた丁寧な仕込みがされる「四石甕」による仕込みもまた伝統として受け継がれ大切にされているこだわりです。 

 

宮田本店のこだわりは、丁寧な手作業と伝統製法を守った製造といえます。

 

このように、大切に造られた麹と仕込みの製法により出来上がる「日南娘」とは、どのような味の特徴があるでしょうか。

 

日南娘の味わい

 

 

 

 

 

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外海白雪さん(@outsidesea_whitesnow)がシェアした投稿 – 2019年 3月月18日午前4時21分PDT

 

日南娘は、口の中のみ芋の主張をしっかりと感じることができる後味のキレが良い芋焼酎です。

 

香りには芋をあまり感じないほのかな香り、香りとは裏腹の芋の旨みが膨らみ甘さもしっかりと感じることができます。

 

喉を通る瞬間までこの旨みと甘みを感じるものの、後味は消えるようなスッキリとした後味です。

 

香りと後味とはまるでギャップを感じる味わいというのが『日南娘』なのです。

 

では、そんな日南娘のシリーズを紹介しましょう。

 

日南娘 黒麹仕込み』

日南娘 黒麹仕込み(引用:株式会社宮田本店)

通常白麹を使用する日南娘の黒麹を使用した商品が、「日南娘 黒麹仕込み」です。

 

キトサン農法という、生物資源を散布し土壌環境を良好にして栽培する農法を採用し栽培された黄金千貫芋と、黒麹により香りはよりフルーティで香り高くなり、味わいは黒麹使用特有の強さが備わった日南娘です。

 

通常の白麹使用とは一味違い、強さと香り高さを持った日南娘は、時間をかけてゆっくりと味わっていただきたい逸品です。

 

日南娘 甕壺寝かし』

日南娘 甕壺寝かし(引用:株式会社宮田本店)

 年間生産数わずか140本という超貴重なお酒である「日南娘 甕壺寝かし」。

 

1993年に製造された日南娘の原酒を「仕次ぎ法」を用いて長期熟成されたお酒です。 

 

この仕次ぎ法とは、泡盛の古酒を取った分注ぎ足すことによって熟成させていく昔ながらの製法です。

 

この泡盛の製法を採用し、熟成をおこない古酒となったこのお酒は、芋の臭みが一切ない丸みのある味わいと舌触りのお酒に変化した日南娘です。

 

日南娘 無濾過』

日南娘 無濾過(引用:株式会社宮田本店)

年1回の販売という貴重なお酒の「日南娘 無濾過」。

 

濾過の工程を省いたことで濾過の工程において一緒に取られてしまう旨みを残すことができた焼酎です。 

 

原酒のままの旨みと香りを感じることができるこのお酒は、通常の日南娘よりも日の光に弱いため、より色の濃い瓶に詰められています。 

 

年1回という貴重な販売は、人気が高く入手困難ですが、日南娘本来の旨み甘みを感じることができる貴重なお酒となっています。  

 

まとめ

日南娘は、200年を超える長い歴史を持った会社が製造する、伝統の継承を大切にして造られた芋焼酎です。 

 

宮崎の数ある芋焼酎の中でも、代表的なお酒として人気をはくしているこのお酒の人気は高く、生産数わずか140本という超貴重で入手困難なシリーズも持つプレミアムな芋焼酎です。 

 

味わいも特徴的であり、ぜひ一度宮崎の日向灘を眺めながら味わいたい逸品です。    

 

日南娘の豆知識

宮崎のプレミアム焼酎「日南娘」について徹底解説!酒蔵や味わいについても!お酒買取

日南娘 第1回本格焼酎と寒蘭の祭典記念ボトル(透明ボトル)

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