概要

妥協なき二割削り焼酎『櫻井』に迫る 。

 

櫻井というお酒について、蔵元の歴史やこだわり、味わいや商品のシリーズから詳しく解説します。

 

櫻井という焼酎はどのような特徴を持つお酒でしょうか。

 

このお酒について、製造する蔵元の歴史やこだわりを商品や味わいと合わせて詳しく解説します。

 

蔵元には、大きな蔵をもち大量に生産する力をもった酒造所があれば、小さく家族経営をおこなう小さな酒造所まで全国に多く点在しています。 

 

そんな数多く存在する酒造の中でも銘酒や幻といった表現で、全国にファンを持つお酒を製造する蔵元は、小さな蔵が多いのも特徴といえるでしょう。 

 

今回みなさんにぜひご紹介したいお酒は、『櫻井』という芋焼酎です。

 

このお酒を製造する蔵元の歴史やこだわり、味わいについてご紹介していきます。  

 

櫻井酒造の歴史

 

 

 

 

 

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椅子の後藤さん(@gotocheir)がシェアした投稿 – 2018年 4月月22日午前5時49分PDT

 

櫻井酒造は、鹿児島県日置郡金峰町に蔵を置く小さな蔵元です。

 

1905年創業の今年114年目を迎えた老舗蔵元です。 

 

金峰町の山奥に蔵を構えており、蔵の裏手には金峰山がある大自然の中の蔵元は、現在三代目当主櫻井氏と奥様の夫婦が中心となって酒造りをおこない蔵を支えています。 

 

家族経営というよりもっと小さな夫婦経営の蔵元といっていいこの蔵は、創業時より製造された代表銘柄として「さつま松の露」という焼酎がありました。 

 

鹿児島県内で小さく販売していた二代目、その後三代目の現当主へ代替わりするとこの代表銘柄を県外へも出荷しようと考えました。 

 

しかし、この銘柄の商標登録が他県の酒造所が販売するお酒として登録されていることが判明します。

 

これでは県外への出荷も販売もできません。 

 

そこで三代目が新たに考え製造を始めたのが、『櫻井』でした。

 

この製造が開始されたのは、三代目が30代半ばの今から20数年前のことでした。 

 

現在、わかっている櫻井酒造の歴史はここまでです。

 

蔵元の公式ホームページを持たない櫻井酒造は、多くの歴史を語ることがないため、114年という長い歴史のあゆみはベールに隠され知るのです。 

 

そんなベールに包まれた歴史を持つ櫻井酒造のこだわりとはどのようなものでしょうか。  

 

こだわりは?

櫻井酒造最大のこだわりは「二割削り」です。

 

類をみない芋焼酎での削りへのこだわりこそ櫻井酒造のこだわりであり、最大の強みなのです。 

 

この二割削りは、三代目が『櫻井』を新たに製造するにあたり考えだされたものです。

 

「大手との価格競争では生き残れない。

 

それなら、少し値は高くても飲んでもらえるような焼酎で勝負しよう。

 

そのために、良質な原材料と徹底した削りをおこなおう。」

 

と製法を思いついたといいます。 

 

このこだわりにより、三代目が納得できる焼酎の味わいができあがるのです。  

 

原材料の削りと聞くと、日本酒の酒米の精白歩合を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

 

この発想と同じであると三代目は言います。 

 

芋焼酎の原材料であるサツマイモも、綺麗に削り中の美しい部分を使用することで雑味のないすっきりとした味わいとなるといいます。 

 

まさに、櫻井酒造のこだわりから生まれる『櫻井』は芋焼酎の大吟醸といえるでしょう。 

 

さらに櫻井酒造の酒製造は、年間で三か月のみとなっています。

 

これは、9月・10月・11月のみであり、サツマイモの収穫時期とかぶります。

 

芋焼酎の原材料であるサツマイモを新鮮な状態ですぐに酒造りへと使用するためで、原材料の質の良さを重要視した結果製造ラインが稼働するのはわずかに三か月のみとなったのです。 

 

儲けよりも酒の質・うまさを最優先に考え酒造りをおこなっている櫻井酒造のこだわりがよくわかります。  

 

三代目が好む櫻井の味わい

三代目が製造期間を限定し、削りにこだわって造られた『櫻井』。

 

やわらかな香り、一点の雑味のない透明感と旨みがしっかりと感じられ、味に厚みがあるという上品でピュアな味わいです。 

 

三代目のこだわりをしっかりと感じることができる味わいは、多くの焼酎愛好家の舌を虜にさせることはそう難しいことではなかったでしょう。 

 

では、そんな特徴を持った『櫻井』の商品シリーズを見ていきましょう。  

 

商品紹介

『金峰 櫻井

金峰 櫻井(引用:Amazon)

櫻井酒造の代表といえる「金峰 櫻井」は、黒麹8:白麹2の使用で契約農家から仕入れ厳選された黄金千貫芋を使用したこだわりの逸品です。 

 

甘く優しい芋の香り、やわらかな口当たりに甘さが絡まり雑味ゼロの味わいには、深い旨みと透明感、喉をすっと通り余韻は深く長く感じることができる味わいです。 

 

飲み飽きない味わいに、ゆっくりと余韻を感じながら何杯でも飲み続けたくなるお酒です。

 

『黒 櫻井

黒 櫻井(引用:Amazon)

金峰櫻井にコクがプラスされた限定商品の「黒 櫻井」は、黒の意味である黒麹のみの使用で造られた櫻井になります。 

 

金峰櫻井には、白麹が使用されていましたが、黒櫻井は黒麹のみとなっていることで、黒麹独特の強いコクが櫻井にプラスされました。 

 

優しい甘さと強いコクが上品でありながら強さも兼ね備えた櫻井は、限定商品であるため毎年入手困難必須な商品です。

 

『紅 櫻井

紅 櫻井(引用:Amazon)

原材料の芋に紅はるかを使用した「紅 櫻井」は、黒麹仕込みの櫻井の中でも甘さが特徴のお酒です。 

 

櫻井の優しい芋の甘い香りは、より甘さを強く感じ、口あたりもなめらかでやわらかく、余韻も長い櫻井同様に長く余韻を楽しむことができます。 

 

この余韻までも芋の甘さをゆっくりと最後まで感じることができるお酒が紅櫻井なのです。  

 

まとめ

櫻井というお酒は、114年の長い歴史を持ちながらその歴史の多くはベールに包まれた櫻井酒造が造りだした最高の焼酎です。 

 

現当主が考案した二割削りこそがこのお酒の味わいの決め手であり、雑味のないピュアで上品な味わいとなった芋焼酎は、製造期間わずか三か月という超貴重なお酒です。

 

入手は困難ではありますが、一度三代目が納得し、多くのファンを持つこのお酒の味わいを感じて頂きたい逸品です。

 

作り手のこだわりが味に宿り、芋焼酎の大吟醸という意味が納得できるはずです。  

 

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