概要

コニャック地方は、ブドウ栽培に最適で良質な土壌を持った畑が多く存在します。

 

そのため、ワインやブランデーなどのお酒のイメージが強いかと思います。

 

しかしコニャック地方は、フランソワ一世の出生地だということはあまり知られていません。

 

のちにフランス初代ルネサンス君主となった彼によって、「塩の公益権」という塩での利益をコニャック地方が得られるという優遇を受け繁栄した場所でもあります。

 

なぜそんな話をしたかといいますと、今回ご紹介するお酒『ビスキー』に少しかかわっているからなのです。

 

では、歴史をみながらこの答えを紹介しましょう。

 

目次[非表示]

ビスキーの歴史

ビスキーの特徴とこだわり

ビスキーの味わい

ビスキーの商品紹介

ビスキー VSOP ゴールド

ビスキーナポレオン バカラ

ビスキー コニャックエクストラ

まとめ

ビスキーの歴史

 

 

 

 

 

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Unrivalled Photographyさん(@unrivalled.photography)がシェアした投稿 – 2018年10月月17日午後10時05分PDT

 

ビスキーは、今からちょうど200年前の1819年に創設されました。

 

創業者は、アレクサンドル・ビスキーという20歳の若者でした。

 

彼が20歳でブランデー会社を創設する前は、塩商人としての成功があります。

 

彼の当初の仕事であった塩を売る仕事はコニャック地方が優遇されていた産業でした。

 

ここで成功し、彼の先祖が1700年代中期からおこなっていたコニャックの製造と販売を会社として本格的に事業としたのがアレクサンドル・ビスキー氏でした。

 

塩商人としての成功と先祖のコニャック造りの伝承が『ビスキー』が生まれるきっかけとなったのです。

 

創業より早くから輸出に力をいれていたビスキー社は、ヨーロッパ圏だけに留まることなくアメリカ・アジア圏・アフリカまで輸出を拡大していきます。

 

この輸出に力を入れたことでイギリスでの人気が高まります。

 

そして国王や首相など多くの著名人が愛飲するコニャックとなりました。

 

特に有名な愛飲者は、チャーチル元首相です。

 

亡くなった今もなおイギリス国民から人気の高い彼ですが、動物好きで酒豪だったといいます。

 

酒豪の彼が愛飲するお酒として『ビスキー』がよく飲まれていたといい、有名で人気の高い酒豪のチャーチル元首相が好むお酒となれば栄誉なことはありませんね。

 

著明な方にも多く好まれた『ビスキー』は、長い間一家伝承で家族経営をおこなってきました。

 

しかし経営難に陥り1966年、147年の家族経営に幕を下しフランスの大手酒造メーカーに買収されます。

 

その後2009年には再度売却され現在は南アフリカの会社の傘下となっています。

 

家族経営による世界へのビスキー拡大と成功、その後度重なる売却という困難を経験した歴史を持つビスキーは、どのような特徴を持つのでしょうか。

 

ビスキーの特徴とこだわり

使用するブドウが収穫される畑は、畑ランク上位にある「グランド・シャンパーニュ」「フィーヌ・シャンパーニュ」とファン・ボア地区産を使用します。

 

品種は、90%以上はユニブラン種を選択して使用しています。

 

ここで特徴とすべき点が、「ファン・ボア地区産」のブドウを使用している点です。

 

大手や有名メーカーの多くが畑ランク上位3つの中からブドウを使用していることが多いです。

 

しかしビスキーの選択内には、ファン・ボア地区産を選択しています。

 

この地区は、赤みの砂利が多い粘土質の土壌となっており、ここで造られたブドウを使用すると若々しく軽さが特徴となるお酒が出来上がります。

 

このように、特徴を生かしたブドウを選別して造ることでビスキーな特徴的な味わいが出来上がります。

 

そして最大のこだわりであり特徴といわれているのが、ビスキー特有の製造方法です。

 

この製造方法は、200年以上にわたり受け継がれてきたものです。

 

その独自の伝承された製法とは、蒸留時間を通常よりも長くするという製法です。

 

この製法は通常の方法では苦味が出てしまうものですが、ビスキーが伝承する製法なら苦味が出ない特徴的な味わいを生むことができるのです。

 

では、その特徴的な味わいとはどのようなものでしょうか。

 

ビスキーの味わい

ビスキーの味わいとは、凝縮されたような強く芳醇な香りと軽い口当たりの飲みやすさが特徴です。

 

香りの強さと、フルーティな軽い味わいは、幅広い層に受け入れやすいコニャックといえます。

 

そんな味わいのお酒が入るボトルは、バカラや陶器のデザイン性の高いものが多いのも特徴です。

 

さらに、ミニチュアボトルという種類も販売されていた過去があり、中のお酒が終わったあともボトルの収集やインテリアとして目で見て楽しむことができます。

 

では、ビスキーの商品をいくつか紹介しましょう。

 

ビスキーの商品紹介

ビスキー VSOP ゴールド

ビスキー VSOP

ビスキー VSOP

(引用:通販一番)

 

他社とはレベルの違いがでるVSOPは、通常4年以上の熟成がされたものです。

 

しかし、このお酒は、10年の熟成がされた原酒を使用しているため、芳醇な香りと上品な旨みを感じ、軽さも忘れない味わいとなっています。

 

ビスキーナポレオン バカラ

ビスキー ナポレオン バカラ(引用:VINTAGE LIQUORS)

芸術品としても価値のあるバカラ社が制作したボトルを使用しているお酒です。

 

ナポレオンは20年以上に熟成がされた貴重なコニャックとなっています。

 

熟成によりよりまろやかで丸みを帯びた芳醇な香りに樽の香りが育っているバカラのクリスタルボトルに負けないエレガントな味わいとなっています。

 

ビスキー コニャックエクストラ

(引用:wine-searcher)

熟成期間50年という超長期熟成のコニャックになります。

 

50年の熟成が生み出した最高峰の芳醇で強い香りと、角が一切なくなったまろやか、そして熟成感が最高です。

 

ビスキーの伝統製法と50年という半世紀にわたる熟成期間はビスキー社が丹精込めて作り上げられた至極の逸品といえる最高のコニャックです。

 

まとめ

ビスキーは、フランスの優遇措置によって成功した塩商人の創業者が創設したものです。

 

家族経営を基本として、小さい会社から世界市場を拡大し成功し多くの著明人に愛されたお酒となりました。

 

200年以上の伝統的で独自の製法を守り製造することで、ビスキー特有の香り高さとまろやかで軽い口当たりの初心者も受け入れやすいうまいコニャックとなっています。

 

このお酒を愛した著明人の感じていた味わいを私たちも感じてみてはいかがでしょうか。

 

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