概要

お酒のボトルには、さまざまな形や材質の多様性があります。

 

その中でもブランデーのボトルはとりわけ芸術的なボトルが多く存在します。

 

今回ご紹介するお酒は、『ゴーティエ』というお酒です。

 

このゴーティエもまた芸術性の高いボトルデザインを採用しています。

 

ゴーティエというコニャックとはどのようなお酒であるかを、歴史・特徴・こだわり・味わいの観点から詳しく解説します。

 

目次[非表示]

ゴーティエの歴史

ゴーティエの特徴とこだわり

ゴーティエの味わい

ゴーティエの商品紹介

ゴーティエ フィッシャーボール

ゴーティエ エクストラ クリスタルボトル

ゴーティエ XOランタンボトル

まとめ

ゴーティエの歴史

ゴーティエは、1644年からブドウ畑でブドウ栽培をおこなう「ゴーティエ家」が1700年にブランデーの製造に乗り出し、1755年に「ゴーティエ」の名を使い生産を開始、会社として1886年に会社を創設します。

 

ブドウ栽培を始めて375年、ブランデーの製造を始めて319年という、格式高き旧家のゴーティエは、「ジョセフ・ゴーティエ社」という屋号を持って現在も製造を続けています。

 

375年前からブドウ栽培をしている畑は、「ファン・ボア地区」にあります。

 

そして会社のある場所はクチュール川とオーム川という2つの川に挟まれた場所にあります。

 

この川に挟まれた場所は、非常に湿度が高いことが特徴でゴーティエの味わいを出すのに重要な役割を果たしている場所です。

 

1990年代になると、ブランデーの製造だけでなく海運業も開始します。

 

ゴーティエ社の経営力は非常に素晴らしく有名なものでした。

 

アイビス(引用:重松貿易株式会社)

この海運業で使用していた船の名前は、「アイビス」と言い、この名は現在ゴーティエの高級コニャックの名として残っています。

 

長い旧家としての歴史の中で、ブドウ栽培、そしてブランデーの製造を長きにわたって行っていたゴーティエ

 

ただ現在はリキュール大手のマリー・ブリザール社の傘下に入り製造を続け世界で人気を維持しているコニャックとなっています。

 

では、そんな長い歴史を持つゴーティエのこだわりと特徴を見ていきましょう。

 

ゴーティエの特徴とこだわり

ゴーティエのこだわりは、樽の木と熟成です。

 

その象徴として、自身を「I am the load of the forest.」と呼んでいます。

 

この意味は「森の主である」と言っており、それほど樽に使用しているオークの木を重要視しているのです。

 

使用するオークの木は、リムーザン産の樹齢100年から150年という貴重な木を使用します。

 

大切に管理され造られたオーク樽での熟成は、非常にゆっくりおこなわれます。

 

ゆっくりとおこなうことで、会社のある場所の高湿地の環境が相まって「ゴーティエ特有の味わいや舌触り」が生まれます。

 

そして特徴は、デザイン性の高いボトルです。

 

このボトルは非常にユニークかつ芸術性の高いデザインとなっており、飲み終わったあとまでも芸術品として観賞用に楽しめます。

 

特に『ゴーティエ』の代表的なデザインボトルは、「フィッシャーボール」とわれる海に浮いているブイをモチーフにした物や、ランタン、ブルーコンコルドです。

 

丸いボール状のボトルに網目状のロープが巻かれているという独特で目を引くデザインとなっています。

 

このフィッシャーボールを始め、ランタンやブルーコンコルドの代表的なデザインはすべて海に関係するデザインとなっています。

 

これは、海運業をおこなっていたゴーティエ社を表しているのです。

 

では、独創的で芸術性の高いボトルに入れられたコニャックの味わいはどのようなものでしょうか。

 

ゴーティエの味わい

ゴーティエの味わいは、非常にまろやかで優しい舌触りが特徴的です。

 

そしてゆっくりと熟成されたことで芳醇な甘みとうま味が香り高く香り舌を通りぬけます。

 

辛口のすっきりとしたのど越しでありながら、後味と余韻には甘みが訪れるという複雑で深い味わいです。

 

辛口の後味として甘みが余韻に残るというのは、ゴーティエ特有の味の出方といえます。

 

これらの味わいは、長い歴史を持つゴーティエ社が持つ古酒と新酒のブレンド力の高さが生み出している賜物といえます。

 

では、いくつか商品をご紹介しましょう。

 

ゴーティエの商品紹介

ゴーティエフィッシャーボール(引用:Amazon)

海のブイをモチーフに造られたボトルが特徴的なこのお酒は、中にはVSOP級のコニャックが入っています。

 

ゆっくりと熟成されたことで生まれた重厚感と優しい辛みのすっきりとしたのど越し、余韻に甘さをほのかに感じることができる味わいは、非常にバランスのよい逸品です。

 

ゴーティエ エクストラ クリスタルボトル(引用:VINTAGE-LIQUOR)

高級感漂うクリスタルボトル採用のお酒です。

 

より高品質な長期熟成の原酒などをブレンドした逸品です。

 

漆黒のような深い赤みに、まろやかな舌さわりに辛口と甘酸っぱい味わいが喉を通ります。

 

余韻には特有の甘さがのこりますが、このエクストラクリスタルボトルは、より濃密な甘さをすっきりとしたのど越しの中に感じることができるという複雑な味わいです。

 

ゴーティエ XOランタンボトル

 

 

 

 

 

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ゴールドリカー北野☆リカー北野さん(@gold_liquor_kitano)がシェアした投稿 – 2019年 6月月27日午前7時35分PDT

 

ランタンという手さげランプを模したデザインのボトルを採用したこのお酒は、非常に独特なボトルといえます。

 

中央の黒く丸い部分にコニャックが入っており、このコニャックは長期熟成されたXO級のブレンドがされています。

 

ゴーティエのブレンド力が存分に発揮された味わいは、XO級以上の味わいをリーズナブルな価格で感じることができます。

 

ゴーティエの商品の一部をご紹介しました。

 

この商品は、ゴーティエの中でも高級な価格で販売されている商品ですが、中にはリーズナブルに購入できる商品もあります。

 

リーズナブルな価格でありながら、味わいは良質なブレンド力によってゴーティエの特徴を感じ取ることができる逸品となっています。

 

ボトルにも魅力のあるお酒ですが、初心者の方はリーズナブルな商品から味わってみるのもいいでしょう。

 

まとめ

ゴーティエは、370年以上のブドウ栽培の歴史を持つ旧家のゴーティエ家が300年以上前にブランデー製造を開始したことが始まりです。

 

大切なオーク樽でゆっくり熟成されたコニャックは、なめらかな口当たりと辛口ですっきりとした味わいの後味に甘さが訪れる特別な味わいとなっています。

 

長い歴史により得た古酒の多くと素晴らしいブレンド力が相まって他にはない深い味わいを生み出しています。

 

そして、その特別な味わいはリーズナブルに楽しむこともできる嬉しい逸品となっています。

 

ゴーティエの豆知識

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ゴーティエ XO ランタンボトル

ゴーティエ エクストラ クリスタルボトル

 

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