概要
テタンジェの歴史はいつから?味わいや風味は?
今回は、テタンジェの歴史の他、製造のこだわりや味わいなどの特徴を解説していきたいと思います。
目次[非表示]
テタンジェの歴史
テタンジェの製造のこだわり
テタンジェの風味
テタンジェの歴史
テタンジェ(引用:テタンジェ日本公式サイト)
テタンジェの歴史は1734年から始まります。
当時、テタンジェはフランスのシャンパーニュ地方になるランスという土地に拠点を置いていました。
そして、1932年にピエール・テタンジェが老舗のシャンパンメーカーを傘下に置いたことからテタンジェのブランドが立ち上がり、今までにも増して強い人気を誇るメーカーとして確立されて行ったのです。
1960年に、ピエールの息子であるクロードが当主となると、テタンジェブランドはさらなる飛躍を見せてフランス国内だけではなく海外にも進出するほどの成長を遂げました。
2005年には、一度はアメリカの投資会社に買収をされたものの、2006年には再びテタンジェとして独立したブランドを取り戻します。
テタンジェは、シャンパンメーカーでは有数の家族経営にこだわるブランドです。
シャンパーニュ地方にある上質なぶどう畑を所有する土地で、テタンジェはなんと288ヘクタール34区画ものぶどう畑を自社で所有しています。
テタンジェのシャンパンの総生産のうち、4割ほどが自社栽培をしたぶどうを原材料に作り上げていると言います。
また、ほかのぶどうも長期契約をしている信頼のぶどう農園から手に入れているため、こだわりと品質には確かなものがある原材料を使っているのです。
これほど大きな敷地を所有しておりながら、実に6割ほどの畑では除草剤すら使っておらずほぼ全ての工程から草刈りに至るまで全てを手作業で行っているというこだわりぶりです。
テタンジェの製造のこだわり
(引用:テタンジェ日本公式サイト)
テタンジェの最初の当主はピエール・テタンジェという人物で、この人物が当時はマルケットリー城の周辺に広がるぶどう畑に魅入られたことからぶどうの栽培、そしてシャンパン作りが始まりました。
この近郊はテタンジェが手を入れる前からベネディクト派の修道士たちがシャンパン作りを手がけていた場所でもあり、非常にシャンパンとしての歴史がある場所なのです。
2005年には、もっとも新しいテタンジェのキュヴェがリリースされ、これには100パーセントテタンジェの畑で作られたぶどうを原材料にしたシャンパンが詰められています。
12ヘクタールのぶどう畑の中からさらに厳選した6ヘクタール分のぶどうを使用しており、年間でも3~4万本ほどしか製造することができないという非常に希少なシャンパンです。
基本的にメゾンではシャルドネを使うことが多いですが、テタンジェの場合には、
シャルドネ:45パーセント
ピノ・ノワール:55パーセント
を使用しており、若干ではありますがピノ・ノワールの方が割合は多い傾向があります。
また、熟成などの工程の中には樽をあまり使わないテタンジェですが、キュヴェの場合には瓶での熟成をする前に3割を古樽で熟成しているのです。
そらに瓶の中でも5年ほどの熟成期間を経るなど、テタンジェは銘柄によってそれぞれに合った方法で熟成や製造を行っているのです。
均一ではない、それぞれのブランド、それぞれの銘柄にあった製造方法をしっかりと分けているからこそ、テタンジェは人気が高くて個々の銘柄に根強いファンがいるのですね。
テタンジェの風味
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Oscar Canovas Negreteさん(@osckar86)がシェアした投稿 – 2019年 7月月27日午後2時43分PDT
テタンジェといえば、
どのシャンパンよりも黄金に輝く色合い
グラスに注いだ瞬間に感じられる細かくて繊細な発泡
が特徴的です。
グラスに注ぐと入れた瞬間から強い発泡が感じられます。
味わいは一口に多くの味が詰まっているような雰囲気があり、ピーチやアプリコットのような甘みが強くて濃厚なフルーツの味わい、そして続いてバニラのような甘みと香りが口いっぱいに広がります。
甘みが強いテタンジェですが、基本的なボディは辛口で爽快感とすっきり感は終始口の中で感じることができます。
フィニッシュにはウッディーな香りが鼻を抜ける非常に香り高いシャンパンでもあります。
味わいには複雑さがありますが、1つ1つの味わいを感じるとクリーミーさと甘さとフルーティさがしっかりと感じられる一品です。
銘柄によってはシナモンの独特のスパイシーさを感じるものやシトラスな印象が感じられるものもあります。
1つ1つに個性があり一つとして同じ味わいがないのがテタンジェの味わいの特徴ですね。
香りも高くて味わいも濃厚なテタンジェは、食事に合わせる際には軽めの食事が合いやすいですが、銘柄によってはさっぱり感のあるものもありますので、テタンジェの中でも銘柄によって合わせる食事やつまみは変わってきます。
食事を楽しみたい方は軽やかな味わいのテタンジェ
お酒の味を存分に感じたい方は重めのボディのテタンジェ
を選ぶと良いですね。
また、テタンジェにはキャンディやチョコレート、チーズケーキなどのスイーツもつまみとして非常に合います。
バーでゆっくりといただきたい場合、パーティーで食事よりもお酒を楽しみたい場合などには、このように軽めのスイーツとともにいただくと美味しく口にすることができますね。
テタンジェの豆知識
テタンジェ・コレクション ヴィクトル・ヴァザルリ 1978
テタンジェ・コレクション 1992
テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ ロゼ
テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ ブランドブラン
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