概要
ウイスキーブランドとして人気があり、有名な「ニッカウイスキー」のブランドの一つである「ニッカ竹鶴」。
数々の受賞歴があり、世界でも称賛されている国産ウイスキー「ニッカ竹鶴」は、「ニッカウイスキー」のブランドの中でも人気が高くリピーターも多いシリーズです。
NHKの朝ドラ「マッサン」の主人公のモデルとして話題にもなり、日本でウイスキーブームを巻き起こした竹鶴政孝氏。
日本で最初にウイスキーの製造技術を持ち帰った竹鶴政孝氏はのちに、ニッカウイスキーを設立します。
その後、竹鶴政孝氏は、日本のウイスキーの父と呼ばれるようになります。
今回は、「ニッカ竹鶴」の歴史、特徴や魅力について紹介します。
目次[非表示]
「ニッカ竹鶴」歴史
「ニッカ竹鶴」受賞歴
「ニッカ竹鶴」特徴・魅力
① 竹鶴ピュアモルト
② 竹鶴ピュアモルト17年
③ 竹鶴21年ピュアモルト
手の出しやすい価格帯
まとめ
「ニッカ竹鶴」の歴史
創業者の竹鶴政孝氏「日本で本物のウイスキーをつくりたい」という、溢れる情熱から日本でのウイスキーづくりは始まりました。
本物へのこだわりと情熱を注いできた「ニッカウイスキー」の歴史について紹介します。
1934年
「大日本果汁株式会社」を設立して北海道余市に最初の工場をつくったことから、ニッカウイスキーの歴史は始まります。
1935年
初めて発売した商品は「ニッカ林檎汁」というリンゴジュースでした。
1936年
ジュースの製造からウイスキー・ブランデーの開発、製造をスタートするようになります。
1938年
最初に発売したお酒は「ニッカアップルワイン」というお酒でした。
1940年
日本で初めてのウイスキーの開発、製造に成功し「ニッカウイスキー」「ニッカブランデー」を発売しました。
1943年
これまでの実績を認められ、竹鶴政孝氏は社長に就任します。
1952年
竹鶴政孝氏が社長に就任してから、会社名が「大日本果汁株式会社」から「ニッカウイスキー株式会社」に変わりました。
1956年
現在もウイスキー愛飲者から支持され続けている「ブラックニッカ」を発売します。
1969年
ウイスキーの原酒をつくるのに気候、空気、水、全てにおいて向いていた宮城県の仙台市に、宮城峡蒸溜所を設立しました。
1984年
「ピュアモルト」を発売します。
1989年
今でも根強い人気「シングルモルト余市」「シングルモルト仙台宮城峡」を発売しました。
1997年
ニッカウイスキーのブランドの中でもメジャーとなったパッケージの「ブラックニッカ・クリアブレンド」を発売します。
2000年
「竹鶴12年ピュアモルト」を発売します。
竹鶴政孝氏は、
「余市とは異なるモルト原酒を合わせて、さらに芳醇なウイスキーをつくる」
出典:facebook
という目標がありました。
その竹鶴政孝氏の夢を実現するために開発され商品化されたのが「ニッカ竹鶴ピュアモルト」です!
「ニッカ竹鶴」の商品開発がスタートしたのは1990年代の後半でした。
そして、「ニッカ竹鶴ピュアモルト」が発売されたのは2000年です。
長い歴史があるようなイメージがありますが、ブランドは誕生して19年余りの新参ウイスキーなのです。
竹鶴政孝氏の想いを受け継ぎ、製造法にもこだわり抜いた「ニッカ竹鶴」は芳醇な味と、香りを楽しめる、本物のウイスキーをつくることに成功しました。
まだ歴史の浅い「ニッカ竹鶴」ですが、数々の賞を受賞し世界で称賛される、日本のウイスキーブランドとなりました。
受賞歴
2006年に英国で開催された世界的酒類コンペティションのISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)では、「竹鶴21年ピュアモルト」が金賞を受賞しました。
その後も2016年のISCで、「竹鶴プュアモルト」が金賞を受賞します。
WWA(ワールドウイスキーアワード)では、ワールド・ベスト・ブレンデッド・モルトを毎年のように受賞しています。
2007年
2009年
2010年
2011年
2012年
2014年
2015年
2018年
に受賞しているんです!
品質、味、香り、共に称賛された世界が認めた国産ウイスキーです。
特徴・魅力
1番の特徴は、シングルモルトではなく、ピュアモルトであるということです。
そして製造法もこだわりがあり、開発テーマは
「モルトウイスキーでありながら、ブレンデッドウイスキーに匹敵する柔らかさをもつウイスキー」
という難題にブレンダーは挑戦し、
北海道余市蒸溜所の余市モルト 宮城峡蒸溜所の宮城峡モルト
をブレンドしてつくる、ヴァッティングと呼ばれる製造法で、両方の持つ魅力をエイジングごとに個性をつくり分けることに成功しました。
余市モルトと宮城峡モルトが合わさり絶妙なバランスのピュアモルトウイスキーを実現し、美味しくて飲みやすい「竹鶴ピュアモルト」が完成し、ウイスキーファンから高く支持されています。
そして、さまざまなモルト原酒をヴァッティングする製造法で完成したのが、
口当たりも良くて、飲みやすい「竹鶴ピュアモルト」
深みのある味わいの「竹鶴17年」
濃厚で複雑さを堪能できる「竹鶴21年」
です。また「竹鶴ピュアモルト」はブランドが同じでも、酒齢によって味わいが異なるのが魅力なんです!
それぞれの味や印象について紹介します。
竹鶴ピュアモルト
スタンダードな味の竹鶴ピュアモルトは、柔らかいモルトの香りが特徴です。
まろやかで飲みやすいので、ウイスキー初心者さんにもオススメですよ!
ライムを感じさせるスッキリとした味わいで、ウイスキー独特の匂いや、深み、くどさはあまり感じません。
味、香りは弱めで、ストレートで飲むのが1番美味しく飲めます。
味、香りを楽しみたいなら、ストレートで飲むのが、おすすめの飲み方です。
竹鶴ピュアモルト17年
「竹鶴ピュアモルト」に比べて熟成しているので、お酒の色も深みがあります。
飲みやすさは変わらず、まろやかで、まったりとした味わいが楽しめます。
香りはスモーキーさが出ているけど、フレッシュで爽やかさな感じは残っています。
「竹鶴17年」はロックで美味しく飲めます。
それからお湯割りで飲むのもオススメです。
深みのある味わいと香りが楽しめます。
竹鶴21年ピュアモルト
熟成度が増してスモークさは、さらにまろやかになり、とても優しい味わいになっています。
華やかでしっかりとした香りが特徴的で、その香りを嗅いだだけで飲みたくなります。
リンゴや梨のようなフルーティーさを感じるので、炭酸割りで飲むと飲みやすいのでオススメです。
手の出しやすい価格帯
「ニッカ竹鶴」の魅力は香り 味わいが素晴らしいのはもちろんですが、手を出しやすい価格帯が嬉しいですよね!
ウイスキーを初めて購入したいけど、
失敗するパターンだけは避けたいですしね。
「ニッカ竹鶴」は有名ウイスキー全般の中でも手が出しやすい価格帯が魅力です。
まとめ
国産ウイスキーの「ニッカ竹鶴」について紹介しました。
酒齢によってそれぞれの個性を持つブランドです。
同じ「竹鶴」シリーズで味も香りも違うのが特徴的であり魅力だと思います。
ウイスキー愛飲者に大人気でリピーターになる人が続出。
まずは価格帯も手が出しやすい「竹鶴ピュアモルト」を試してみてはいかがでしょう?