雨降る夕べはひたすらに哀しくて

 

 屋根に滲み、軒を打ち、天水桶に沈む

 雨滴の列なりが

 

 家屋の内に独り在り、炉辺に座り柴を焼べ

 時もなく、空間もなく、内膜にすっぽりと

  包まれて、唯、ひたすらに柴を焼べ、朝を

 待つ

 

 ただ音もなく