初期詩編 雨降る夕べ雨降る夕べはひたすらに哀しくて 屋根に滲み、軒を打ち、天水桶に沈む 雨滴の列なりが 家屋の内に独り在り、炉辺に座り柴を焼べ 時もなく、空間もなく、内膜にすっぽりと 包まれて、唯、ひたすらに柴を焼べ、朝を 待つ ただ音もなく