ベッドに入った時間が少し早かったので、周りにある本を数冊見ていたら、また読みたく

 なったのがこの本だった。

 

  きっと、最初に出てくる主人公1小夜子に共感したからかなと思う。自分も以前人付き合い

 が苦手だったから。 

 

  そんな人付き合いが苦手な小夜子も働きたいという気持ちが膨らみ、ついに一歩を踏みだ

 してしまう。一歩を踏 み出してしまうと、今までひっかかっていたものが、どうでもよくなってし

 まう。、

 

  主人公2の葵も高校生の時は、主人公1の小夜子のような感じだったと思う。その中で同級

 生ナナコと出会い、劇的な別れをし、大学でも様々な出会いを重ね、小夜子とは全く違う人間

 として小夜子と会うことになる。

 

  小夜子は葵の会社に応募し、掃除部門で働くことになる。私は、小夜子の掃除に対してのひ

 たすらな取り組みに共感を覚えた。そして、周りの家族や友人知人の思惑に負けず、最後又一

 歩を踏み出し、一度決別した葵に出会いを求めたその行動力が、人生を変える一歩なんだと思

 った。

 

  このあたりは、「谷垣美雨『リセット」という小説にも通じるのではないかと思う。

 

  基本的にこの二人は考え方・生き方が違うのでの、またぶつかり離れていくかもしれないが、出

 会いによって生まれる何かを求めて生き続けることにおいては、同じ道を歩んでいくだろう。

 

  最後に出てくる川に架けられた橋は、考え方が違っても分かり合える道はあるという象徴として

 印象的に残った。この橋が対岸の彼女に対しての可能性を示している。

 

  時間を置いてまた読みたい本の1冊である。

 

<我が家ではバラを育てていないが、柵沿いにつるバラを2株植えている。

そのうちの1株が5年ほどたち、たくさんの花を咲かした。つるバラだから

と勝手に期待していなかったが、結構綺麗な花が咲き感動した。馬鹿にし

てすみません。>