ラジオと録音;昔トランジスタラジオで聴いた時の音とちがう
NHKのラジオ深夜便
ラジオ日本の
タブレット純の音楽の黄金時代
クリス松村のいい音楽あります
といったナツメロが放送される番組を聴いていると、
昔昭和30年代頃に聴いた歌謡曲やロカビリーやジャズソングについて、
小型のトランジスタラジオやラジカセで聴いた音の記憶と現在、PC+ステレオで
それなりのスピーカで聴く場合では、まったく聴こえ方が違うと感じる場合が有る。
それは、単純にモノラルとステレオの差ではなく、音あるいは音楽の生々しさや
臨場感といったものなのかも知れない。
まあ、そりゃそうだ。口径せいぜい5〜10cmと20〜30cmのスピーカでは、
全然違うし、電子回路レベルでも性能が格段に進歩したのだろう。
昭和30年代前半までは、真空管ラジオだったと思うわけで、
春日八郎、三橋美智也、美空ひばり、島倉千代子あたりのボーカルを
初版のレコードで聴くと当時のラジオの音の記憶が残っていて、
同じ音源を電波あるいはネット経由で聴いているのだが、
その美しい響きに驚くのである。
それから、美空ひばりの伴奏、共演をしている原信夫とシャープ&フラッツ(?)の
フルバンドとしての音がほんとうに素晴らしい。特に間奏でジャズ風に演奏している
音が当時の進駐軍ベースに影響を受けたジャズサウンドなのか、いいんですよ。