オウム20年目のテレビ番組を観終わったばかりです
「麻原彰晃」という人間ほど
「ヨーガ」や「宗教」や「無知で純粋な若者たちの劣等感」を
自分の歪んだエゴの為に利用した人間は居ないのではないかと思います
バブル期の日本で物質主義には生きられない若者たちが
「本当に価値のある生き方」を求めて
無知さや純粋さを教祖に利用されてしまったという悲劇
その暴走した団体の前身がヨーガ教室であったという事で
オウム事件の後は全国のきちんとしたヨーガ指導者達もが
オーム真理教のマイナスイメージから多大な迷惑をこうむり
殆どの大手のヨーガ教室で「オーム」のマントラを「アオン」などと変えて
唱えざるを得なかったという事がありました
普通ならばヨーガを行うと自分の内面と向かい合う事になる為に
麻原の様に「エゴが肥大する」というよりは
「心静かに自分のありのままを裁かず受け入れる」という心の状態に
なるものなのですが
「心静かに自分のありのままを裁かずに受け入れる」という方向に行かず
「歪んだエゴの肥大」という方向に行ってしまった裏には
麻原自身の「強い劣等感」と「劣等感ゆえのメサイア症候群」が
あったと思います
「メサイア症候群」は実はヒーラーやカウンセラーや占い師などにも多い
「心の偏った状態」で
自分が「人を助ける側」になる事で自分の無力感や劣等感を
忘れる事が出来たり
自分の歪んだ支配欲を満たしてしまったりする病理です
ありのままの未熟で不完全な自分をとうとう受け入れる事が出来なかった
麻原は「自分の肥大したエゴ」に付いてこない現実社会を
自らの力で変革しようと暴走します
不幸にも純粋な信者達から吸い上げた多額のお布施は
教団の暴走を支える原動力になってしまいました
1人の影響力を持ってしまった人間の歪んだエゴと
「救済する」という言葉の裏にある強力なコンプレックスが
大きな悲劇的な事件を起こしてしまった事件
これは1人の「影響力のある人間」と
それに「依存する少数の人間達」が居れば
何度でも繰り返し起こる可能性のある事件です
悲劇から20年と言う年月が経ちましたが
決して忘れてはいけない事だと改めて思いました
次回は「人の脳は実在しない物を見る事が出来る」です
以前からこのテーマを書こうと思っていましたが
上祐さんが麻原を信じるきっかけになった「神秘体験」の正体は
心理学的にも脳科学的にも解明できる「脳のトリック」なんです
「霊感商法」などに騙されない様にこうした知識は知っておくとお得です