夜はなんだか
永遠に続く感じがする。
太陽を見ると
朝日を見ると
とてつもなく窮屈で
空虚で憂鬱。
それでも外へ出る。
たくさんの人が行き交う
大都会へ行く。
たくさんの人に囲まれ
窮屈な箱へ入る。
鬱陶しくて甲高い声が入り交じる空間。
興味の無い話を聞く。
からっぽの時間が過ぎる。
外の音を遮断するように
イヤホンをつける。
そんな自分の考えを無視し
知らない人間が声を掛ける。
憂鬱。
何を言ってんだ。
雑然とした街に出向く。
途轍もなく幸せな自分の時間。
他人と比べられることなく
自分の足で、自分の意思で、
自分ひとりで歩く、幸せな時間。
この歳になると、
あいつがどうだとか
将来がどうだとか
そんな話ばかり。
正直どうでもいい。
空が黒に染まり
自分だけの空間ができる。
何を考えても
何をしても
許されるような空間。
一息つく。
眩しい外の
煌びやかな空気は
息苦しい。
綺麗な生き方は出来ない。
どこへも行けやしない。
そう思った。
時間というのは容赦なくやってくる
