就職や転職、結婚や離婚。
世間では人生の分岐点の節目と言うが
それらは少なからず自分で決めていることに過ぎない。
人生の節目から生活感や運命感が変化するとも言われているが
しかしそれもまた、自分で決意することによって
それらが生まれ変化してくるものだ。
俺の節目のキーワードは「小説」。
ある小説を読みその物語の中心に自分を置き、ただひたすら考える。
答えの出ない自問で落ち込み、その答えが
もしかしたら書いてあるかもしれないと、読み続ける。
以前の俺と今の俺は感性も価値観も違うことに成長を感じるが
それが正しい道であるかと感じるかはまた別の話であって、
そこでまた立ち止まり、自問を繰り返す。
小説を読み終え、答えの出ない物語に愕然とする。
自分の昔から書き終えていない小説がある。
それを最初から読み返す。
今ある自分の考えで、言葉で書き換えたり、その続きを書き綴る。
5年前に書き残した文章を今書き換えると
自分の成長が目に見えて分かる。
成長はしたが、やはりそれが、今の道が正しいかはわからない。
ただ、自分の記憶に屈している姿がなんて、
とても小さくてとても臆病でとても弱い人間なんだろう。
そして這い上がることができない自分が情けない。
確認のために書いている物語ではないが、いつかは完成させたい。
そして誰かに読んでほしい。