本ブログでは、社会にあまり知られていない恐怖症を紹介していきます。
第1回目の今回は、「醜形恐怖症」という対人恐怖症について、(1)診断基準、(2)原因、(3)治療方法を紹介します。

 診断基準

外見に対する異常な不安や心配を特徴とする心理的障害の一つです。誰しも自分の外見について、何かしらのコンプレックスを持っています。しかし、醜形恐怖症の方は、自身の外見に関して過度に不満を持ち、実際にはあまり目立たず他人にも気にしない程度の外見的特徴について、過度に気にしてしまうのです。
醜形恐怖症の方によくある特徴として、以下のようなことが挙げられます。

◎醜形恐怖症チェック
☑鏡を見ることや、自身の写真を撮ることを避ける
他人からの外見に関するコメントや批判に過度に敏感である
☑過度に化粧をする



 原因

原因としては、過去に友人や家族から言われた外見に関する何かしらのネガティブな言葉や、外見に関連するいじめなどが挙げられます。
  • 例えば、子供時代に太っていることを揶揄されてからかわれた方が、普通の体型であっても太っているのではないか、と気にされてしまうようなケースが挙げられます。
  • 他にも、顔のあるほくろについてからかわれたことで、それ以降そのほくろを隠すために化粧や整形を行い、それらを行っても身体のありとあらゆるほくろが気になってしまう、というケースが挙げられます。

 治療方法

精神的な問題であるため、排尿恐怖症の治療薬などの医学的な治療方法はありません。
精神科では抗うつ薬などの処方が一般的ですが、ご自身の力で克服されたケースも多いようです(参考1)。
<参考1>醜形恐怖症を克服した方の体験談




今回の記事では、知られざる恐怖症として「醜形恐怖症」を紹介しました。
今後とも、様々な恐怖症を紹介していきますので、フォローよろしくお願い致します。