「俺の勝ちだな」剣狼
「・・・負け・・だな」流星 魁(19)
「これでお前との契約も終わりなんだな」
「そう言う事になるな」
「だけど!」
「分かっているさ」
「ただお前は今のままではいけないというだけだ」
「え?それってどういう」
「只今のはお前の今の実力を視ただけに過ぎん」
「だが本番はこれからだ」
「お前の兄がいなくなってから3年」
「もうそろそろ奴らも動き出す」
「奴ら?」
「反国家軍」
「0ゼロ0」
「ゼロ?なんだそりゃ」
「あいつらはこの国をぶっ潰そうとしている」
「もちろんお前の兄貴を殺したのもゼロの奴だ」
「なんだと!」
「ゼロは今の国家政府のどこかに潜んでいる」
「誰よりも強い肉体と」
「権力をもってな」
「・・・」
「お前の今の実力じゃ勝てないことは目に見えてる」
「だから俺が育てる」
「何その少年ジャンプ的急展開」
「ちょっとそう言うの早くね?」
「・・・仕方ない」
「なら見せてやろう」
「ゼロの戦いを」
「へ?」
そういって剣狼の世界には一つの巨大なモニターが現れた
そこに映っていたものは
とてつもなく強くとてつもなく強大な相手の姿だった
「・・・これが・・・ゼロ・・」
「分かったか」
「今のお前では逆立ちしたってかなわんと言う事が」
「わ、分かったけど」
「どうするつもりなんだよ」
「奴らはネジレアースという特殊な金属を使い」
「さらに特殊の改造を受けている」
「そこらへんの巨大兵器ではかなわんだろう」
「しかし一つだけ奴らと渡り合える手段がある」
「大地―アース―」
「それだけが奴らと渡り合えるたった一つの手段だ」
「それをお前はあと3カ月で覚える必要がある」
「何で3カ月なんだよ」
「奴らは師走の最終日」
「つまり大みそかに動き出す」
「と言う確かな情報を手に入れている」
「だから3カ月なのか」
「だけど!俺一人じゃ無理があるぜ!」
「フン!」
「そんなこと俺だって分かっている」
「だからもう2人」
「仲間がいる」
「そこでお前ら3人には」
「奴らと戦ってもらう」
「ついでに言うと相手はこの国の人口の」
「2分の1の勢力だ」
「それって五〇〇〇人近くってことか?」
「いや五〇〇〇〇〇〇〇人近くいる」
「・・・多くね?」
そんな訳で俺のこんなとてつもない修業は始まることとなったのだ
9話終了

