大好評??お悩み解決コーナー(*^ω^)
今回はわんちゃん初心者の方からよく相談を受ける「トイレのしつけ」についてお勉強します!
おしっこを媒介する感染症もあり、
トイレをあちこちでされるのは
とっても危険なんですよ( ゚□゚)
ベテラン愛犬家さんにはつまらない話かもしれませんが、一緒に復習しましょ(^o^)/
↑バルトはお外でおトイレするから必要ないよ(´-`)
①なぜあちこちにしてしまうのか
犬は縄張りを持つ動物です。自分のにおいを残すことで縄張りを主張します。
②トイレのしつけの仕方
サークル内にトイレを設置し、犬がトイレをしそうになったらサークルに入れてトイレをさせ、覚えてきたらサークルをはずすというのが一般的なやり方です。
トイレのタイミングで多いのは
寝起き・エサのあと・運動のあと。
また、犬はトイレをしたくなると、地面をくんくん・自分のおしりをくんくん・くるくる回る、などのシグナルを見せます。
それを見かけたらクレートへ誘導。
トイレをするまで見守り、上手にできたら誉めてあげましょう!すぐに誉めることが重要です!
なぜなら
犬は10分前のことと、現在を結びつけることができません(ー_ー;)
逆に言えば、後からトイレの失敗を見つけて叱っても、犬にとっては「なんかわーわー言うてるわ」ってなもんです(´Д`|||)
トイレをする間、
「ワンツーワンツー」などと声かけをし、
この場所+「ワンツーワンツー」=トイレと覚えさせるのも効果的です。
上手くいけば、トイレをしてほしいときに「ワンツーワンツー」と聞かせるだけでトイレをしたくなるのだとか。
人間でいう「青木まりこ現象」ですね( ゚□゚)なんのこっちゃという方はこちらをご覧ください→青木まりこ現象
トイレを覚えてきたら、トイレのシグナルを見せた時にトイレの近くまで連れていき行動を委ねてみます。自主的にトイレに向かうようであれば手は出さず、上手にできたら誉めてあげてください(*^^*)
自分のにおいのついたもの(おしっこのついたシーツ)を、トイレの場所に置くと成功率がアップします(o^-^o)
③トイレの場所
落ち着いて用の足せる場所に設置します。
人があまりうろうろしない所や、部屋の隅がいいでしょう。
始めは何枚かペットシーツを敷き、シーツ一枚でも出来るようになったら、キチンとしたトイレを設置してあげましょう(^-^)
④失敗した時(´゚З゚`)
ギャーギャー騒ぎません。
トイレを失敗すると飼い主さんが喜ぶ!
トイレを失敗すると飼い主さんが来てくれる!と覚えてしまうかもしれません。
過剰に叱りません。
トイレをしたこと自体がダメだったんだと判断し、トイレを隠そうと食糞をするようになるかもしれません。
失敗したときには、犬のことは無視して淡々と片付けます。
においはしっかり消して除菌もします。
わんちゃんのしつけは、叱るより誉めて伸ばす方が効果的です!!
⑤外出先でのトイレ
いつも使っているシーツを持ち歩き、トイレのシグナルを見せたら、シーツ敷いて決まりの言葉をかける。
上手にできるようになれば、お出かけの幅がぐんと広がりますよ(^-^)
☆豆知識☆
Q.なぜオスは足を上げておしっこするの?
大きな理由として言われているのが
・他の犬に対して、「俺の方が大きいんだぞ」「俺の方が強いんだぞ」「俺の場所だぞ」と知らしめるため。
・メスの鼻の高さに自分のにおい(男性ホルモン)を残してアピールするため。
・おしっこで自分のお腹を汚さないため。
犬は縄張り(テリトリー)をもつ動物です。この意識が強い子は、逆立ちしてまでおしっこやマーキングをする子もいます(^_^;)
Q.なぜ地面を掘るの?
トイレをしたら掘る子いますよね!
これは隠そうとしているのではなく、自分のにおいを広範囲に広げるためです。要はお手軽に広く縄張りを主張するための方法です(^-^)
反対に猫は、自分のにおいを消すためトイレをしたら丁寧に隠します( ゚ロ゚)!!
トイレトレーニングってほんとに根気のいることです。
「うちの子バカだから、トイレ覚えないんですよー」と言われる方に何度も出会いました。
トイレを覚えていない保護犬に「トイレ覚えてくれますか?」という質問もよくされます。
覚えるも覚えないも、飼い主の知識と根気の問題だと思います。特に保護犬の場合、成犬がほとんどなので子犬以上に根気がいります。
私たちも、日々保護犬たちのトイレやマーキングに悩まされています!頭数がいるし他の業務もあるので、気づけばトイレの残害がなんて日常です。
でも叱らず、私たちの前で上手にできた時には思いっきり誉めてあげています。
今トイレトレーニングに励んでいる方、これからわんちゃん飼おうと考えていらっしゃる方、
道のりは険しいですがわんちゃんを信じて一緒に頑張りましょー(* ´ ▽ ` *)ノ