お世話になります。あなたの「心の友」(^^)自分品質向上委員会 委員長の渡辺です。





第95回目となりますコミュニケーションのワンポイント講座は



「 コミュニケーションが食い違う仕組み 続き」 です。







さぁ~~て♪ 今日も コミュニケーション力の向上、人間関係力向上、魅力的な自分にまた一歩近づくための、そして、幸せな人生を歩む為の自分品質向上講座 行ってみましょう!!











たかが、カレーライス  たかが 五目ひじき





されど、カレーライス  されど 五目ひじき











なぜ 我が家の晩御飯の食卓には カレーライスではなく 五目ひじきが出たのでしょうか?











どうして、私と妻の考えは食い違ったのでしょうか?










どうして、妻はカレーライスを止めて、



五目ひじきを晩御飯にチョイスしたのでしょうか?















このような状況って日常的に起こっていますよね!





どこにでもありそうな状況ですよね!





程度の差はあれど 良くある事だと思います。

















でも、





「 どうして そうなるのかな? 」





「 なんで そぉ~~なるのっ!? 」









と いつも不思議に思うでしょ。









自分では 「食い違い」「勘違い」が起こる余地もないような 会話 をしていると思っているのに・・・









だけど、 この私の 「カレー or ひじき」 も「 コミュニケーションの食い違い 」が 充分に起こり得る状況なんです。













というか、、、













食い違いが起こる事の方が【 当たり前 】だという事です。

















そんなことはない!















食い違いが



起こらない方が



当たり前でしょ!

















と思う方もいるでしょうけど、私達が日常行っているコミュニケーションのプロセスをひも解いていけば、











【 コミュニケーションにおいて



食い違いが起こる事の方が当たり前である 】











という事が納得できると思います。















さて、私達が 他の人と会話(コミュニケーション)を、あえて分解してみますと下記のようなプロセスを経て会話のキャッチボールがなされている事になります。





 



 



コミュニケーションの仕組み


 







(話しをする側)







自分が体験した事や伝えたい事、今の状態などを相手に伝えよう、質問しようとします。







その伝えたり質問したりする事を 何て伝えようか? を心の中で考えます。または、イメージします。







その心で考えた事やイメーシした事を、どのような言葉を使って相手に伝えようか? その時に表情や身振り手振りをどのように付け加えようか?を考えて決めます。







その決めた事を伝えます。(送信します)











(話しを聴く側)







話しをする側の伝えようとしている様子を視覚的情報を得て、話しをする人が何を伝えようとしたいのかな? 何を考えているのかな? 何を思っているのかな? こんなことを伝えたいんだろうな? と色々と思案します。







話しをする人が言った言葉としての情報を聴覚的情報として得て、先ほどの視覚的情報と聴覚的情報を合わせて、話しをする人が何を伝えようとしたいのかな? 何を考えているのかな? 何を思っているのかな? こんなことを伝えたいんだろうな? と色々と思案します。







話しをする側から送られてきた、視覚的情報(見た目)と聴覚的情報(何を言ったのか?)を合わせて、「あぁ~ こんなことを言っているんだな」「そういう風に思っていたんだな」「こんなことを伝えたいんだな」と自分なりに解読・解釈します。











(話しを聴いた側が返事をする=話しをする側になる)







自分なりに解読・解釈した事を元にして、何を考えたのか?何を感じたのか?何を伝えたいのか?何を質問しようか?などを心の中で考えます。またはイメージします。(上記の②の状態)







その心で考えた事やイメーシした事を、どのような言葉を使って相手に伝えようか? その時に表情や身振り手振りをどのように付け加えようか?を考えて決めます。(上記の③の状態)













以下 これらの繰り返しです。











この繰り返しによる キャッチボールが私達の会話(コミュニケーション)という事になります。











この コミュニケーションキャッチボールが交わされる際に、スムーズなキャッチボールを阻害する要因として







「話し手としてのフィルター」(231127 あなたの話が相手に正しく伝わらない理由)







「聴き手としてのフィルター」(231205  あなたが相手の話を正しく聴けない理由)











を以前ご紹介しましたね。









このフィルターがあるから コミュニケーションは食い違う可能性が高いんですよね♪









今回は このフィルターを 我が家での「カレー or ひじき 事件簿」を使って少し補足しようと思っています。







前回のコンテンツで私と妻との会話 あったでしょ。







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妻:「あなたの好きな五目ひじきもあるけど、カレーライス どうする?」





私:「晩飯は カレーって言っていたよね?」





妻:「そうだけど、ひじきも作ったから・・・どうかなぁ~って思って・・」





私:「そうかぁ~~  ひじきもいいなぁ~~(笑)」





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この会話。。。







コミュニケーションの仕組み(プロセス)の絵でいくと、「妻」が話し手です。







妻は話し手としてプロセスの ① の状態にあって、② ⇒ ③ を経て、私に







「あなたの好きな五目ひじきもあるけど、カレーライス どうする?」と問いかけました。







妻の心の中、頭の中では







・晩御飯はカレーという事で夫とは共通認識している





・でも 明後日以降のおかずの準備としてひじきも作った





・夫の好きな 五目ひじき





・夫は カレーも好きだし、五目ひじきも好きな事は知っている





・折角 五目ひじきを作ったんだし 食べて欲しいなと思っている





・カレーは明日以降だって食べれるし。。。







という事をイメージして、考えた結果







その話し手として妻は、コミュニケーションの仕組みの絵のプロセス ① ⇒ ② ⇒ ③ ⇒ を経て







「あなたの好きな五目ひじきもあるけど、カレーライス どうする?」







と問いかけをした訳です。









そして、その言葉は私に 「送信」 されました。









コミュニケーションのしくみの絵でいくと、「私」が聴き手ですね。









私は妻が送信してきたコミュニケーションのボールをキャッチします。







正確には コミュニケーションのしくみの絵の聴き手の ⑤ は、妻が送信をしようとしている 「①・②・③」の段階から話しをする側である妻がを伝えようとしているのかを視覚的情報でキャッチしています。







そして、笑顔で「あなたの好きな五目ひじきもあるけど、カレーライス どうする?」という様子を見ながら、







(おっ! オレの好きな五目ひじきを作ってくれたんだ! 嬉しいな! 明日以降は 五目ひじきぶっかけ丼でごっつぁんです!!)







と心で思いながら、五目ひじきが銀シャリに乗っている絵をイメージしているのです。







しかし、私の 【 今晩の晩御飯のイメージ像 】の大部分はカレーライスです。







妻の「あなたの好きな五目ひじきもあるけど、カレーライス どうする?」というボールに対しては、







(どうする?って 何なんよ? 五目ひじきを作ってくれたのは分かるし嬉しいけど、今日の晩御飯はカレーっしょ?)







という 【 今夜の晩御飯=カレーライス 】 というイメージ像が出来上がっているだけに、カレーとひじきのどちらかをチョイスするという選択は私の中には無かったんですよね。







そんな思案をしていながら、聴き手の ⑥ として妻の「あなたの好きな五目ひじきもあるけど、カレーライス どうする?」という聴覚情報を元にしながら、「晩飯は カレーって言っていたよね?」という確認作業をしている訳です。







私の 「晩飯は カレーって言っていたよね?」 は 聴き手としての ⑤ ⇒ ⑥ ⇒ ⑦ を経て、当初の予定であった【 今夜の晩御飯=カレーライス 】 について 再確認をしているんですよね。







私の 「晩飯は カレーって言っていたよね?」 の返事というか、質問は







・聴き手としての ⑤ ⇒ ⑥ ⇒ ⑦ を経ての私なりの解釈であり、確認作業でもあり、





・話し手としての ① ⇒ ② ⇒ ③ を経ての送信作業でもある







という二つの側面を持っています。









そして、妻は聴き手に変わる訳です。









私の 「晩飯は カレーって言っていたよね?」 というコミュニケーションボールを受信して、妻はコミュニケーションのしくみの絵の ⑤ ⇒ ⑥ ⇒ ⑦ を経る事になります。



















んんんんん~~~~~  たかがか この一言 二言の会話を あえて分解してロジカルに見える化していくと ひじょ~~~~~~に 大変ですねぇ~(>_<)











大変なので、少し表現を省かせていただきまぁ~~す(笑)











妻の心の中、頭の中では







・晩御飯はカレーという事で夫とは共通認識している





・でも 明後日以降のおかずの準備としてひじきも作った





・夫の好きな 五目ひじき





・夫は カレーも好きだし、五目ひじきも好きな事は知っている





・折角 五目ひじきを作ったんだし 食べて欲しいなと思っている





・カレーは明日以降だって食べれるし。。。







という事をイメージして、考えたていたので、私が投げた「晩飯は カレーって言っていたよね?」というコミュニケーションボールを妻なりに解読・解釈して、









「そうだけど、ひじきも作ったから・・・どうかなぁ~って思って・・」





というボールを私に返したそうです。







そして、この「そうだけど、ひじきも作ったから・・・どうかなぁ~って思って・・」という妻が投げたボールには、







・折角 五目ひじきを作ったんだし食べて欲しいなと思っている





・カレーは明日以降だって食べれるし。。







という思いがあったそうです。











その時の私は







たとえ妻が「そうだけど、ひじきも作ったから・・・どうかなぁ~って思って・・」と言ったとしても私の頭の中は 【 今夜の晩御飯=カレーライス 】 というイメージ像が出来上がっているだけに、カレーとひじきのどちらかをチョイスするという選択は私の中には無かったんですよね。













でも、何となく、、、   何となくですが、、、















妻が あえて「そうだけど、ひじきも作ったから・・・どうかなぁ~って思って・・」と言ったボールを受けた時に、







・明後日以降のおかずの準備としてひじきも作った





・私の好きな 五目ひじき





・私は カレーも好きだし、五目ひじきも好きな事は知っている







とは私も感じてたし、













何となく、、、  何となくですが、















【 折角 五目ひじきを作ったんだし 食べて欲しいなという意味かな 】って感じはしていたんです。



























でも、、、、   でも、、、、

























私の頭の中は 【 今夜の晩御飯=カレーライス 】 というイメージ像が出来上がっていましたから、妻の労をねぎらう感じも含めて、







「そうかぁ~~  ひじきもいいなぁ~~(笑)」





というボールを妻に返したんです。







「ひじきもいいなぁ~」という言葉には







・ひじきも好きだし食べたい思いはあるんだけど、、、





・ありがとね♪







という思いを込めていたし、【 (笑) 】と言葉の後ろに笑顔を付けたのも 妻の「ひじき案」を無下に却下するのはかわいそうかな?という思いもあったので 笑顔でいちよう妻の提案を受け取った(話は聞いたよ)というパフォーマンスだったんです。(でも賛成はしていません!)













しかし、この私が投げたボールが 逆に 妻の勘違いを誘発したんだと思いますね。











私の意図は







・「晩飯は カレーって言っていたよね?」という最初の問いで「カレーライス」をアピール





・「そうかぁ~~  ひじきもいいなぁ~~(笑)」 という次の返答では、ひじきも有難いけど 今晩はカレーでしょ!







という 【 そうは言っても今夜の晩御飯はカレーライスだよね! 】という意味を含めていたんです。













しかし!  妻はそうは受け取らなかったんです!!











妻にしてみると、私が返した







・「そうかぁ~~  ひじきもいいなぁ~~(笑)」という言葉





・言葉の最後に付けた【 (笑) 】







というボールを











【 カレーではなく ひじきが食べたいんだ 】











と解釈したんです。









だから、晩御飯のテーブルには カレーライスではなく 五目ひじき&銀シャリ が出てきたんですよね。









しかも、妻としては





「夫は五目ひじきも好きだし、うん! 納得! うん! 大正解!!」 的に迷いもなく 納得して五目ひじきを晩御飯に出したんです。













妻は妻で私の事を想い、私との会話を通じて晩御飯は五目ひじきを選択したと解釈





私は私で妻の事を想い、折角作ってくれた五目ひじき その行為は嬉しいけど私の頭の中はカレーライスと認識















それで、その結果













晩御飯に五目ひじきを出した妻は満足





晩御飯に五目ひじきが出てきて私はガックリ





という食い違いが発生したという事です。













この場合、妻も私も「相手の事を想って」のコミュニケーションボールのキャッチボールをしていました。





キャッチボールは表面上はスムーズに行っていました。









でも、お互いが抱いている晩御飯のイメージ像が違う絵になってしまったんです。





お互いが抱いている晩御飯のイメージ像は 明確に言語化されず、暗黙的にそれぞれでイメージされていました。















たかが、カレーライス  たかが 五目ひじき





されど、カレーライス  されど 五目ひじき











何気ない 普段している会話です。





こんな会話 色々な所で交わしていますよね。











だけど、細かく見ると こんなにも食い違い要素が会話(コミュニケーションキャッチボール)には存在しているんですよ。











だから、コミュニケーションは



【 食い違ってしまうのが当たり前 】 なんです。



















海 と言えば 山










阿吽の呼吸










1を聞いて10を知る










空気を読む















日本語には さまざまな「 すべてを言わなくても通じる 」 的な表現があります。





しかも、「 すべてを言わなくても通じる 」 事の方が素晴らしい、才能がある、感受力が高いなどなど 「 すべてを言わなくても通じる 」 人間の方が「出来るヤツ」と思われている風潮があります。









それはそれで 日本的文化であり、単一民族的なよさでもあるのでしょうけど、今の世の中、ワールドワイドな時代でボーダーレスな交流がありますし、物事の捉え方は千差万別であり、価値観も千差万別であると認識しているのであればこそ、













コミュニケーションは 【 食い違ってしまうのが当たり前 】という事を土台として コミュニケーションを交わして行きたいモノです。











今回のケースは どこにでも存在しています。





結構、人間関係の問題、仕事のトラブルなどの原点には 今回のような 【 相手の事を想っていればこその食い違い 】 が少なからずあるのでは無いでしょうかね。













今一度、自分のコミュニケーションキャッチボールを振り返ってみませんか?







どこか 端折っていませんか?





どこか それは当たり前でしょ的に思い込んでいませんか?





どこか 違和感をそのままにして流していませんか?











コミュニケーションが食い違う仕組みが分かれば、対処の仕方が見えてきます。











あなたには どのような 【 対処法 】 が見えましたか?







一般論ではなく、あなた自身の身の回りにおける 食い違いを無くすための対処法です。