コーチングを本で読んで学んだり、セミナーに行って学んだりしても、


・なかなかうまく出来ない

・やろうと思っていても思いつかずに出来なかった


と感じてしまい、


「コーチングを学ぶ事を諦めてしまう」

「やっぱり自分には向いていない」

「コーチングなんて大した事ない」

「自分はコミュニケーションが元々苦手だから」


と思ってしまう方が多数います。


前回もお話しましたが、

1)自分のコミュニケーションスタイルはなかなか変わらない。

2)相手も違和感を感じている。

3)実際に試した事やその時学んだり感じたりした事もドンドン忘れていく。


上記の理由から、初めからうまくは出来ないのです。


事実、私も最初はシドロモドロでしたし、緊張しまくって自分で何を話しているのかも分からなかったです。


だから、私が前回の最後に言いました、 「やり続ける事」が大事なのです。



その「やり続ける事」理由は・・・・ 


1)記憶の長短


人間は物事を記憶する時、まず「短期記憶」として学んだ事を記憶します。 この「短期記憶」はその名の通り数十秒しか記憶されないそうです。 この「短期記憶」のままでは、【右から左に】のごとく、あっという間に忘れてしまいます。前回お話しした「忘却曲線」を覚えていますか?


   忘れちゃった??? まさに「忘却曲線」だね!


人の記憶は基本的に長続きしないのです。

その「短期記憶」を根付かせるのが「やり続ける事」です。「やり続ける」と短期記憶は「長期記憶」に変わります。


これは、【 反復学習によって、記憶を定着させる 】 のです。


学んだコーチングを、失敗しても、旨く行かなくてもやり続ける事による反復学習で知識や技術が定着していくのです。だから「やり続ける事」が大事なのです。


2)自分流の記憶の仕方を再構築する


私達は何かを学び覚えようとする時、「自分流の記憶の仕方」があります。

・文字にして何回も書いてみる

・声に出して覚える

という意味の「記憶の仕方」ではくて、


・イメージ(映像)として記憶するクセがある

・実際に身体を動かして感覚で記憶するクセがある

・声や音に焦点を絞って記憶するクセがある


などの「自分流の記憶の仕方」です。


今までにないコミュニケーションパターンを記憶して、実践していく為には、「自分の記憶のクセ」に意識して、何回も自分に刷り込ませる必要があります。だから「やり続ける事」が大事なのです。


3)コミュニケーションは「台本のないライブ」


コミュニケーションの取り方は十人十色です。確かに本に書いてある事やセミナーで講師が言っている事、コーチが言っている事は大枠では当てはまる事が多いでしょうが、あなたが実践しているその場のコミュニケーションは本やセミナー等で言っているパターンに当てはまらない事がたくさんあります。


その場その場のコミュニケーションは「台本のないライブ」なのです。


だから、その場も学習の場なのです。台本のないライブですから、回数をこなし、場数をこなさないと、旨く立ち回れません。だから「やり続ける事」が大事なのです。 




上記の3つの理由から「やり続ける事」がコーチングを習得する一番の方法なのです。


私も今でも本を読んだり、セミナーに参加したりして学習をしています。


でも、一番勉強できるのは「実際にコーチングをする事」だと思っています。


本やセミナーで学んだ「理論」や「スキル(技術)」を実際に試してみて、旨く行ったか?失敗したか?を相手に確認を取り、その成功体験や失敗体験を通じて再度振り返りの学習をして、その学習からまた実践をする。


この「やり続ける」ことにより、私達コーチ自身も上達していくのです。


先日、私が講師を務めましたコミュニケーションセミナーでも、「やり続ける事の大事さ」をお話ししました。実際に体験をしてもらい、その体験を振り返り、みんなと感じた事などを話し合う。そこから、テキストや本には載っていない「生の情報」を学んでもらいました。


ぜひ、途中で諦めず、やり続けてください。


そうすれば、必ず、コーチングは習得できます!





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