「なぜ?」  を  「なに?」 に替えて質問しましょう


と、コーチングを行う時によく言われるます。


その理由は、「なぜ?」という質問は【相手を責める時に使う】というイメージが私達に潜在的に刷り込まれているからです。


「なぜ?」で始まる質問を私達が幼かった子供の頃に遡って考えて見ますと、


なぜ○○ちゃんは言う事を利かないのっ!!

なぜ○○ちゃんはお片づけをしないのっ!!

なぜ○○ちゃんは泣いてばかりいるのっ!!


と、親から質問をされていたのではないかと思います。


また、小学校や中学校などの学校に入学してからは、


なぜ○○さんは宿題をやって来なかったのっ!!

なぜ○○くんは遅刻をするのっ!!

なぜ○○くんは先生の言う事が分からないのっ!!


と、先生や親から質問をされていたのではないかと思います。



これらの「なぜ?」で始まる質問は殆どが質問というより相手が出来なかったことについて責めている、または、理由を言うように詰め寄っている質問ですよね。


私達には、このような体験が体や思考に刷り込まれているので、「なぜ?」と質問をされると無意識に「自分を守る:防御反応」を起こしてしまいます。


それは、出来なかった理由を見つけて「言い訳」をしようとします


言い訳をすると、


「言い訳なんかするんじゃないっ!!」


て、今度は親や先生から怒られます。


またまた、この体験が体や思考に刷り込まれて、「なぜ?」で始まる質問は


・怒られる

・責められる

・言い訳をすれば言い訳をするな!とまた怒られる


という事が潜在意識の刷り込まれているのです。


ですから、コーチングを行う時は極力「なぜ?」という質問を使わないようにしているのです。

コーチングのセミナーに行ったり、本を読んだりすると同じような事が書いてあると思います。


では、どうすればいいのか?


それは、「なぜ?」と質問をしたいと思っても、その質問を一度飲み込んで「なに?」で始まる質問に作り変えて質問をするようにトレーニングをするのです。


是非、「なぜ?」と質問をしたくなった時に、その質問を「なにが?」とか「なにに?」という質問に替える練習をしてみてください。






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