このところ、またあの蕎麦を思い出し、恋しくて…![]()
朝からそわそわ、池袋から咄嗟に向かっていた新所沢 。

慎ましやかな佇まいに、ひらりと舞う白い暖簾。
横に書かれた産地をしっかりとチェックして…
今日は、気になってた玄挽き、食べてみようかな 
新所沢 「手打ちそば 椿屋」
昼時すぎた、のんびりとした空気流れる店内に、
「お好きなところにどうぞ~」の声に、腰を下ろし…
募る蕎麦への気持ちを抑え、まずは一献
。

定番「秩父錦」の他に書かれた、おすすめのお酒に、

「今月のおすすめ」の壁に貼られた銘柄を眺め…

お願いしたのは、「雪の茅舎」
お通しの、こってり甘めの蕎麦味噌を舐めつつ、

「おつまみ」の中から、充てに何か…
気になる、「椿屋三点盛り」。

内容をお聞きし頼んだ、「三点盛り」は、
うれしいな、四点盛りだ 

ふっくら美味しい出汁巻き玉子に、
上には、好物、鮫軟骨の梅肉和え「梅水晶」

ちょこっと添えられたのは、酒の充てにたまらない、
「クリームチーズの酒盗盛り」。

「自家製漬け物」は、胡瓜に茄子、大根の三点。
どれも漬け具合ぴたり、素材の甘みを引き出し瑞々しく、
漬け物好きとしてはうれしい、とても美味しい浅漬け
。

そして…、これが珍しい「鴨の生ハム」
食べて見れば、しっとり柔らかく、塩味まろやか、
生ハムより上品な、…でも、確かに生ハムだっ
。
一品一品、どれも満足な小鉢料理に、
ちょっと贅沢気分で、ゆっくりと蕎麦前を楽しませて頂いて…
では、待ち焦がれていたお蕎麦を頂こう
。


暑いと、とかく食べたくなる冷やし蕎麦。
お得なランチメニューもそろっているけど…

久しぶりの今日は、素でお蕎麦を頂きたい
。

恋する「石臼挽き」、食べたいけど…
やっぱり気になる、玄挽きの「田舎」そば
。

壁に貼られた産地を、振り返って見れば、
「石臼挽き」は、鹿児島志布志産「さちいずみ」、
「玄挽き田舎」は、宮崎の「早生かおり」
ん~っ、両方とっても魅力的。
でも、今日は…、初志貫徹、「田舎」を注文
。
…と、女将さんが戻って来て、
「マスターが、もしよければ、二種盛りにしましょうか、って…(^^)」
うっ、嬉しすぎです、ご主人っ
。
厨房越しにお礼を伝え、しばし二つの品種について話込み…
では、早速お願いします
。

程なく目の前に置かれた蕎麦は、
色姿全く異なる、どちらもぞくぞくする程の、
なんて魅力的な姿だろう…。

思わず見とれ、まずは、鹿児島志布志産「さちいずみ」の、
丸抜き粗挽きの「石臼挽き」。

透明な蕎麦粒がびっしり、野趣溢れ輝く、この美しさ…
。
手繰り上げれば、ふわ~っと広がる、
爽やかでふっくらとした、豊かな香り。
口にすれば、しっとりきりっとした腰があり、
噛みしめれば、粒を感じる確かな感覚。
じわじわじわじわ、フレッシュで香ばしく、後には甘みが残り…
ああ…、お、美味しい~
止められず、などか手繰り、しっかり味わい、

初めて頂く、玄挽き田舎は、宮崎の「早生かおり」
黒々と艶やかな細切りに、みっしり埋まる蕎麦の粒。

手繰り上げれば…
おっ、これは… 
じっくりと熟成した、珈琲を焙煎したような、深い香り。
口にすれば、もっちもっちのしっかりとした腰に、
噛みしめれば、途端に広がる、カカオを思わせる香ばしさ。
後には、濃厚な穀物の甘みが広がり…
こっ、これも、美味しいっ
これは、あの温かなつけ汁でも食べて見たくなってしまう。
どちらも優越つけがたい、再び恋に落ちてしまう…
しかも、もり汁が本当に美味しい
。
主張せず円やかな鰹出汁染み奥深く、
旨みに濃さ、すべてがぴたり、浸し頂く蕎麦が旨いっ
。

頃合い見て出された、とろりとして濃厚な蕎麦湯を、
汁の旨さを改めて実感しながら、
余韻噛みしめ、たっぷりと頂いて…
ご馳走様でした~
席を立ち、お勘定をしながら、再びご主人と蕎麦談義。
次の産地の蕎麦も、是非、食べに行きます 

「手打ちそば処 椿屋」
埼玉県所沢市北所沢町2017-6
042-942-6000
11:00~15:30 / 17:00~20:30
火曜定休
禁煙