以前ふらりと寄って買った、毛呂山「麻原酒造」の「琵琶のさざなみ」。
きれいな味わいで、とても美味しかったので、
そろそろ新酒が出てるかも、とドライブがてらに買いに行ってみたのだが。。。

残念すぎる~っ
、新酒は今週土曜からの出荷だそうで、
ブリューワリーには、日本酒が全く置かれておらず。
やるかたなし…にも、無い物は仕方なく諦めて…、
変わりに、丁度切れてた「弓削田醤油」を買い行こうか、と引き返す途中、
通りがかった、老舗の貫録感じる、立派な佇まいのお蕎麦屋さん。
気付けば昼も過ぎて、そろそろ午後2時。
お腹も空いたし、偶然行き当たったというのも、何かの縁。
ここでお昼を食べて行こう~
。

毛呂山 石臼挽き自家製粉「手打そば もろやま田中屋」
お店の裏側に、広々と取られた駐車場に車を停め、
年季の入った格子扉を開き入ると、どこか民芸風のほのぼのとした店内。

が、入口近くには、しかと石臼が鎮座され、ゆっくりと回ってる。
こんな時間でも、店内はほぼ満席に埋まる賑わいを見せ、
人気のお店なんだなぁと、感心しながら入口で見ていると…
「今片づけますので、こちらにどうぞ~」
と、仲居さんのような花番さんに、優しい笑顔で通されてる。
窓際に面した席に座り、すぐに出されたお茶を頂き・・・


早速置かれていた品書きを手にし吟味。
冷たい蕎麦、温かい蕎麦、丼などがひと揃い、

おっ、お酒のメニューには、買えなかった「琵琶のさざなみ」が書かれてるぅ~
。
車でなかったら、一杯頂きたいところだが…

と、壁に貼られていた品書きを目で追うと、
をっ♪、「荒挽きそば」の文字があるっ。(しかも限定品というのに価値感じ…)
すぐに、私は、これに決めた 

…と彼は、「毎日のサービス・メニュー」にするという。
見ると、蕎麦に小天丼、さらに温泉玉子が付くセットのよう。
「温泉玉子」??
…その文字に、心がふらふら。
荒挽きでも出来のかお聞きすると、どのメニューも50円増しでできるそうで、
「量、多いですか?」の質問に、
「いいえぇ~、ぜんぜんっ、皆さんペロリと食べていかれますよ(^^)」
と、自信ありありでおっしゃるので、私もセットでお願いする事に。
帰るお客さんがいれば、又すぐ入ってくるお客さん。
その流れが、なんだか微笑ましく眺めていると…、

思ったよりも早く、目の前に出された薬味にお蕎麦、
ワンテンポ遅れて、温泉玉子と小天丼がすっと出される。

「せいろ」蕎麦は、丸い蒸篭に二段重ね。

つるりとした表面の、艶やかで伸びやかな端正な細切り。
彼は、「うん、うん」と、満足そうに手繰り始め…

目の前の真四角の蒸篭に盛られた「荒挽きそば」を目にしたら、
その姿に、途端にうれしくなってしまう。

透明感のある繊細な蕎麦は、ざっくりと断たれ穀物感溢れ、
びっしり透明な蕎麦粒が重なり合った、美しい荒挽きの蕎麦 

その姿にすっかりトキメキ、手繰り上げれば新蕎麦らしい香りがふわり。
口に含むと、その粒のざらつきが感じられ、
噛みしめれば、きしきしっと粒を噛みしめる感覚がしっかり。
こ、これは…、美味しい 
心地のいいもちもちっとした腰もよく、じんわり広がる蕎麦の甘み。
汁はやや甘めながら、この蕎麦にもよく寄りそい、
うれしく、じっくり味わいながら、蕎麦の美しさを愛で夢中で手繰り…、

そして…、これが楽しみだった「温泉玉子」。

最後にこれを絡めてみれば、荒挽きの溝にとろり絡まる、
まったりとしたコクが加わり、これがたまらな~い
。
彼も、真似して絡め食べ、「あはは、これ旨い」とくすりと笑う。
途中交換して食べてみた「せいろ」も、滑らかな口当たりに、
しっかりとした腰があり、これもきちんとした美味しさで…

ナチュラルに白濁した蕎麦湯を頂いて…
思ってもいなかった美味しい荒挽き蕎麦にうれしくて仕方ない。

次に「小天丼」に向き合えば、小海老三本というのもうれしく、
食べてみれば、これが美味しい小海老の天ぷら。
かりかりさくっと揚げられ、甘辛の丼汁がとても美味しい。
花番さんの言葉にウソはなし、薄盛りのご飯で量もぴったり。
丁寧で暖かく持て成してくれた花番さんの応対もうれしく、
思いがけずのお蕎麦に、期待以上の大満足。
ご馳走様でした~
車を走らせれば、まだまだお蕎麦屋さんがそこそこに何軒も。
「琵琶のさざなみ」リベンジしがてら、又訪れたいなあ。

石臼挽き自家製粉「手打そば もろやま田中屋」
埼玉県入間郡毛呂山町岩井西5-5-18
049-295-3335
11:00 - 20:00
木曜定休(祝日営業、翌日休)
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