人は生きて必ずなくなるもの。じいちゃんがなくなった。
血は繋がっていなかったけれど、生まれた時からじいちゃんだった。
別に悲しくはない。割と長生きした方だと思う。
多くを話したと思うし、懐かしむほど会わない事も無かった。
だけど人生をどう生きてきたかは余り知らない。
自分が小学生か中学生の頃に二人で将棋をしていた時
何気ない話から、戦争で捕虜になった時の話しをして
泣き出した事を思い出す。
生きるという事はそれぞれが違うから
何を思い、何がしたくて、何をしてきたかは本人しか知りえない。
けれどそれが何かと言われれば言葉に出来ないが感情は貰ってきた
なくなる数日前に病院に会いにいった時に話をした。
もう言葉を話せないほど弱っていて
言葉はなんと言っていたかわからない
けれど必死に自分に話しかけていた。
自分が話した事は「大丈夫だから」
たったそれだけだった。なんとなくわかったから
その言葉を聞いて眠ってしまった。
同じようにばあちゃんも入院する前に笑って「頑張りなさいよ」と
言っていた。
自分の命は短いと知っていての言葉だとおもう。
言葉の意味を伝えるのは簡単かもしれない。
言葉の想いを伝えるのは簡単ではない。
自分にはきっと一生できないほどの事だと思う
でも受け取る事はできた。
それだけで良い。
