以前、私が事務局を担当していた
大阪大学臨床栄養研究会からのお知らせです。
これは、阪大の臨床系の医局が持ち回りで
毎月違うテーマで講演を行い、
医療関係社や一般の人たちに知識を深めていただこうというものです。
もう、30年は続いているでしょうか?
ぜひ、興味のある方はご参加くださいね。
なお、毎月のお知らせをメールにてご希望の方は、
私までご連絡いただければ、登録させていただきます。
お名前、所属先などを書いて、下記アドレスに





今回は、大阪大学医学科教育センター(小児成育外科学)和佐 勝史先生
神戸学院大学薬学部臨床薬学部門講師 辻本 貴江 先生によるご講演です。
多くの方々のご参加をお待ちしております。
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グルタミンは体内で最も豊富に存在するアミノ酸である。
本来、グルタミンは非必須アミノ酸であるが、腸管上皮細胞、骨髄細胞、癌細胞など
細胞分裂の活発な特定の細胞では、エネルギー源、蛋白合成や核酸合成の基材として、
それらの細胞増殖に必須のアミノ酸であることから、“conditionally-essential amino acid”と
呼ばれている。これまでわれわれは、TPNに伴う腸管粘膜委縮、短腸症候群、腸管虚血再灌流障害におけるグルタミンの投与効果を報告してきた。
化学療法に伴う口腔、腸管粘膜障害により、口内炎、下痢、吸収障害などを引き起こし
治療に難渋する。従って、それを防止する対策は臨床的に重要な課題である。
今回、化学療法に伴う腸管粘膜障害に対するグルタミンの投与効果を基礎的研究により検討し、
あわせて、化学療法に伴う口腔粘膜障害に対するグルタミンの投与効果に関する臨床研究を紹介する。さらに、重症患者に対する予後因子としての血漿グルタミン値の意義に関する
最近の臨床研究を紹介する。
1. 化学療法に伴う小腸粘膜障害に対するグルタミンの投与効果
医学科教育センター(小児成育外科学)和佐 勝史
2. 重症患者の予後因子としての血漿グルタミン値の意義
神戸学院大学薬学部臨床薬学部門講師 辻本 貴江 先生
次回、第320回CNCは、小児科 大薗惠一先生のお世話で
平成23年 9月12日(月)に開催予定です。



